大阪道頓堀のカニ看板 修理の脚2本復活「元気になりました」
大阪道頓堀のカニ看板 修理の脚2本復活「元気になりました」
今月20日から修理のため取り外されていた大阪市中央区道頓堀の「かに道楽道頓堀本店」の名物カニ看板の脚2本が24日早朝、無事に修理を終えて取り付けられた。通行人からは「ニュースでやってた脚か。なおってよかった」という声も聞かれた。 【写真特集】修理中のカニ看板。脚2本がなく、中心には「あちゃ~ 勤続疲労で折れちゃった?」というメッセージシートがはられた
8月ごろから脚の動きが悪くなった
同店によると、8月ごろから看板の向かって左側の脚の動きが悪くなり、今回の修理に至った。
24日午前1時ごろから同5時半ごろまで取り付け工事
工事はトラックなどで大きな脚2本が運ばれ、24日午前1時ごろから足場を組み、クレーンなどを使って工事関係者が慎重に取り付け、動作確認などを行った。 大阪管区気象台によると、大阪市内では朝にかけ気温が14度台とここ数日に比べ寒くなったが、工事関係者らは汗を流しながら、脚が建物などにぶつからないよう作業を行っていた。
また、脚を取り外している間は、かにの胴体に「あちゃ~勤続疲労で折れちゃった?」という金属と勤続をかけたユニークなメッセージシートによる告知が掲げられた。 今回の工事修理後には、新たに「よっしゃ~おかげさまで元気になりました」という。同日午前5時半ごろ、取り付け工事は終了した。
通行人からは「脚なおって良かったなあ」
工事の様子をみて、通行人からは「これニュースでみたやつ。脚なおって良かったなあ」「人だかりやから、何かと思ってきた」という声も多数聞かれた。 ただ、中にはこの話題を知らず、工事の様子をみて「看板をなくすの?」と工事関係者に質問する人の姿もあった。
「モーター音がすると知った」「改めてこの看板のすごさ知った」
たまたま通ったという大阪市天王寺区の会社員男性(29)は「看板が動くとこんなにモーター音がするんだと今知った。それだけ長い間動いていたから、修理してもらって良かったと思う」と話していた。 この男性とともに看板を眺めていた生野区の会社員男性(28)は「いつもこの前を通っては『大きいなあ』とは思っていたけど、工事関係者の人がカニの真横に立っていると、それがいかに大きいかが分かる。よく見ると、脚の付け根とかリアルにできているし、今回の話題で改めてこの看板のすごさを知った」と話してくれた。