「ロケの神様」タージンが大阪・能勢町で「おむすび」食レポ 町民ら巻き込み笑顔の渦
「ロケの神様」タージンが大阪・能勢町で「おむすび」食レポ 町民ら巻き込み笑顔の渦
大阪府能勢町は19日、地産地消を目的に、道の駅能勢(くりの郷)内に地元米を使ったおむすび専門店「能勢おむすびハウス」をオープン。同日、くりの郷内で開かれた発表記者会見には関西を中心に情報番組のリポーターなど「ロケの神様」として知られる、タージンが司会進行役として登場。会見後は町長と動画投稿サイトの生中継で、訪れていた町民らに交じって食レポを行い、同町の新たな取り組みを盛り上げた。 【映像】「ロケの神様」タージンが道の駅で能勢町町長と「おむすび」食レポで町民も笑顔 発表会見全映像も
能勢町、3つの大きな課題
同町は大阪府最北端に位置し、豊かな自然に囲まれていることから「大阪の北海道」「大阪のてっぺん」などと呼ばれ親しまれている。 ただ、人口は今年8月現在で9751人と1万人を切っており、上森一成町長は同会見で「能勢町は『人口減』『産業減』『税収減』の3つを、大きな課題としてとらえている」と述べた。 そこで、同町はこれら3つの課題を克服するため、企業と若者と自然とが共生できる「里山都市」を構想とする高度産業化にむけての取り組みのひとつとして、今回、道の駅でのおむすび専門店開店に至ったという。
「あなたと能勢をむすびたい」
しかし、なぜ「おむすび」となったのか。その理由を町長に聞くと「ひとつは、新たな能勢町ブランディングの第一歩です」と即答した。 新たな商品を作ろうと思っても、同町の現状では就業の高齢化で野菜や果物の増産は困難な状態。しかし「米」は余剰があることから「よくよく考えて原点に戻ったのがお米だった」と上森町長は語る。 この地元産の米を使って「稼げる自治体」を目指し、同町で「官民が一体化できる施設」を考えたところ、新鮮な野菜などを求めて人が集まり、生産者との交流ができる「道の駅」が第一歩を踏み出す最適な場所と判断。 「あなたと能勢をむすびたい」をキャッチフレーズに、テイクアウト限定のおむすび専門店開店の運びとなった。
発表会見司会進行に、ロケの神様タージン登場
そんな町の新たな一歩を発表する記者会見に司会進行役として上森町長と登場したのが、独特な食レポなどで関西を中心に人気を博し「ロケの神様」として親しまれている、タージンだった。 今回、縁あって司会を受けたというタージンだが、同町には何度も訪れており、いつもの独特な口調で会見を盛り上げた。そして、会見終了後には「のせむすび」へ場所を移し、店の前で町民らのうしろへ並びながら、町の魅力、おむすびについて話し始めた。