アビスパ福岡・長谷部監督のラストゲームに完敗 それでも名指揮官が感じた成長とは
◆明治安田J1リーグ戦最終節・川崎3―1福岡(8日、Uvanceとどろきスタジアム byFujitsu) ■「泣いてしまう」〝ラストマッチ〟スーパーゴール直後に涙腺崩壊シーン「これで最後なんだなと…」【動画】 有終の美を飾れなかった。福岡は長谷部茂利監督のラストゲーム。試合前に「勝ったら9位以上もある」と選手を鼓舞したが、J1リーグ戦ではクラブ初の2年連続1桁順位は幻に終わった。 前半8分、相手シュートをGK村上昌謙がセーブしたが、こぼれ球を拾われて先制ゴールを許すと、同27分にも同じような形で追加点を奪われ、川崎ペースを変えられなかった。 ただ、長谷部監督は「力の差が出た。それでも今までだったらあと2、3点は取られていた。1点取り返したし、踏ん張れた。若い選手がたくましくなった」と選手らの成長を感じ取っていた。 昨年のYBCルヴァン・カップでクラブに初タイトルをもたらした名指揮官。試合後は選手やスタッフと握手を交わし、肩をたたき合った。「選手やスタッフ全員が一つになって良いチームをつくった。最後がこういう内容で悔しいが(監督としての)5年間は目いっぱいやり切れたと思う」とすがすがしかった。
西日本新聞社