【2024年べスト展覧会】1万件を超える展覧会からトップ30を発表! ユーザー投票とTABサイト内の注目をもっとも集めた展覧会は?
7位「マティス 自由なフォルム」(国立新美術館)
巨匠マティスの大規模個展が7位にランクイン。当初2021年の開催を予定されていましたが新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を延期。3年越しにようやく実現した展覧会で、待ち望んでいたアートファンも多かったはず。展覧会は切り絵のシリーズを中心にした充実の内容。ロザリオ礼拝堂の再現展示や日本初公開される大作《花と果実》(1952~53)も見応えがありました。 ユーザーからのコメント 油彩画から切り絵、礼拝堂のデザインまで、マティスの生涯を通じての軌跡を辿ることが出来、とても充実した内容となっていました。昨年の都美でのマティス展を凌ぐ内容であったと思います。間違いなく今年美術展マイベストでした。(fumi)
8位「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ―― 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館)
国立西洋美術館での初となる現代美術の展覧会が8位に選ばれました。美術館が自らの枠組みを問うエポックメイキングな展覧会として、開催前から大きな注目が集まりました。作品制作に加えテキストを執筆する「論客系のアーティスト」をはじめ、独自の挑戦を行う20作家以上が参加作家した本展。美術館に新しい歴史を刻んだ、今年を象徴する展覧会と言えるでしょう。 いっぽう内覧会では、参加作家のひとりである飯山由貴ら有志が国立西洋美術館のオフィシャルパートナーである川崎重工業株式会社に対しイスラエルの武器の輸入の取りやめを要求する抗議活動を行い、同じく本展参加作家である遠藤麻衣とアーティストの百瀬文がゲリラ的な抗議パフォーマンスが行ったことも議論を呼びました。TABではレポート、レビュー、抗議活動に関するオピニオンなど様々な記事で取り上げました。 ユーザーからのコメント ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?は非常に熱量の高い衝撃の展覧会でした。現代アートをただ飾るのではなく、それぞれのアーティストがしのぎを削っている感じが普段モネ展などどちらかというと万人ウケする展示が多い西洋美術館で非常に挑戦的に攻めていて衝撃的でした。そして刺激的なでした。(みえ)