事務職で貯めた資金を“整形”に投資、3年で総フォロワー数10万人突破「整形は“流行りの顔”にする手段ではない」
■2年で10万フォロワーを獲得した経験「アンチがいたからここまでこれた」
――現在、美容アカウントとして、コスメやファッションについて発信されています。こうした投稿の背景にはどういった想いがあるのでしょうか。 【山崎もえ】昔から友人や周囲の人に「おすすめのコスメ教えて!」や「今日のラメはどこのメーカーのものを使っているの?」「買う洋服迷っているんだけどどっちがいいかな」など聞かれることがかなり多く、もしかして自分のアイテムの選び方やセンスって需要あるのかな?と考えるようになったのがきっかけです。ありがたいことに2~3年で10万人の方に支持していただけるようになりました。 ――美容アカウントを発信することのやりがいはどういったところにありますか。 【山崎もえ】やはり「応援しています」「同じもの買いました!」などといった声ですね。 最近一番嬉しかったのは、元々美容やかわいらしい服に一切興味がなかったけど私をフォローしているうちにどんどん私と似たような趣味になり、それまでの洋服もすべて断捨離した方から「彼氏ができて、お付き合いの末、今度結婚するんです!」と報告をいただいたことです。 本当に発信をしていてよかったなと思える瞬間でした。私のおかげではなく完全に彼女の努力で掴み取った幸せですが、そのような報告をいただくことがすごくうれしいです。ほかにも「気分が落ちている時でも私のインスタライブを見たら元気になった」や「私の顔やマインドが好きで待ち受けにしています」などとメッセージをいただけるとやりがいを感じます。 ――内面も含めて応援してくださる方の声が励みとなっているんですね。 【山崎もえ】はい。とはいえ嬉しい言葉が90%だとしたら残りの10%は誹謗中傷で、「デブ」と言われたり、容姿を中傷されたり、「脳が腐ってる」とかまで、本当にいろいろ言われますよ(笑)! もちろん人間なので一瞬はムっとしますが、あまり悲しんだり病んだりせず、むしろ起爆剤にしています。活動を初めてこの2~3年アンチがいなかったら、ある意味ここまでこれなかったと思っています。否定的な言葉を投げかけられると、私の場合かなりやる気になるんですよね。自分でも相当変わってると思っています。 ――アンチをやる気の起爆剤にする発想すごいです! そんなポジティブな山崎さんですが、現在のご自身に点数をつけるとするなら何点ですか。 【山崎もえ】60点くらいでしょうか…多分70代になっても60点だと思います。追及し続けることが好きなので100点は取りたくないなって気持ちもあります。燃え尽き症候群になりそうで怖いです(笑)。 ――ここ最近では、整形自体がカジュアルになってきたように感じますが、こうした流れについてどのようにお考えですか。 【山崎もえ】整形は“流行りの顔”にする手段ではないと私は考えます。私はコンプレックスに感じた部分しか整形をしていません。流行りの顔を追及し続けても流行りは変わる。 それこそ強い信念を持って世間に流されない気持ちで、整形と向き合ってほしいなと思います。一度メスを入れると後戻りはできないので…。 ――もえさんの考える「美しい人」とはどんな方ですか。 【山崎もえ】悲観的ではなくいつも前向きな人。周りに幸せと笑顔を与えられる人です。失敗しても人の責任にせず、前向きに歩き出せる人こそ美しい人だと思います。コンプレックスを解消したことで、外見より内面の方が大事だと改めて感じました。 ――今後、ご自身の活動を通して、女性がどうなっていくことを望みますか。 【山崎もえ】強く芯のある女性がもっと増えればいいなと思います。強さというのは他人を攻撃することではなく、信念を持ってどんなことがあってもなびかず強くいられることだと私は思っています。