「産後は早く復帰して」ではなく「待ってるよ」の気持ちを伝えたい。育児休業から早めの復職をする女性に、月額5万円相当の家事サポートを
◆利用予定の社員のコメント 4月から対象者が発生し、実際にサービス利用が開始されるのは6月からだという。利用予定の社員のコメントは以下の通り。 ・利用してみたいサービス (1)食事・ミールキット費用補助 「今日はもう作れない!」と思う日も多いので、お弁当やお惣菜、外食・外食先のテイクアウトにかかる費用も対象になることはとてもありがたいです。 時短勤務ですが、帰ってからは夕飯づくりに、お風呂、翌日の準備と座る時間もないほどバタバタしてしまうので、たまに子どもの好きなものを買って帰って楽をしつつ、家族の時間を充実させられたら嬉しいです。 保育園のお迎えから帰ると子供が寝るまで、時間との勝負になり、「大人の食事を作る時間」がなく、献立も単調になりがちですが、ミールキットがあれば基本炒めるだけで色々なメニューを作れるのでいいと思います。 (2)COOP及びネットスーパーなどの使用料補助 子をもつ多くのファミリーはCOOP及びネットスーパーを使用していると思っていて、私もその一人ですが、補助金の金額はCOOPでの使用料を上回るもので、他にもベビーシッター、自宅で依頼できる病児保育サービス等も使用する余地があり、素晴らしいものだと感じました。 保育園のお迎えから帰ると子供が寝るまで、時間との勝負になり、平日に買い物に行く時間が省けると大きいです。手数料など考え、大きく重たいものを必要な時だけ利用していましたが、もっと気軽に使えるとラクになると思います。 (3)ハウスクリーニングサービス 子供が生まれてから特にエアコンや洗濯槽の汚れなどが気になるようになり、やりたくても自分ではできない&業者に依頼すると費用が高く、なかなか頻繁にはできないでいましたが、サービスを活用していきたいと思います。 ・この制度に期待すること 家計のことを考えると積極的に活用しづらいサービスでも、このようにサポートをいただけると頼ってみようかなと思えるようになりました。時間に余裕ができ、家族と向き合える時間が増えることを期待しています。 一時預かりサービスも対象とのことで、諦めかけていた資格取得のスクールにもチャレンジできそうです。 復帰するにあたって心配だったことは、「時間がない」「お金がない」「体力が持たない」なのかなと思っていて、それら全てを助けてくれるのがこの制度だと期待しています。 この制度を利用して、気持ちの余裕、子供との時間、休息、が取れることは本当に安心して働けるし、いざという時にそういうサービスを利用できる準備があることは心強いと思います。 ひとりで頑張りすぎず、時には周りの手を借りながら、家族との時間も大切に、心身に余裕をもって仕事に復帰できる――。そのような働き方ができる環境が、少しでも増えることで、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンが達成できることを願う。
「婦人公論.jp」編集部