小池都知事が定例会見12月25日(全文1)「家族でSTAY HOME」を合言葉に
東京2020大会の機運醸成に「あつ森」活用
昔、これテレビ業界では有名な話ですけれども、ノルウェーで暖炉のまきがずっと燃え盛っているという、それを延々放送したところ、すごく視聴率が上がったんですね。この「アートでエール」は、もう本当にプロの皆さんたちがたまった、その素晴らしい芸術性を、そしてその楽しさを凝縮して作ってくださった動画でありますので、これはさらに価値が何十倍もあると思います。ぜひこれをご覧いただいて「家族でSTAY HOME」、東京のこういう芸術文化、楽しみながら送っていただきたいと存じます。 それから次に、この文化コンテンツ続けてご紹介いたしますが、江戸東京博物館の収蔵作品が多数ございますけれども、大人気のゲームの『あつまれ どうぶつの森』、これをご利用いただくという取り組みについてお知らせです。いわゆる「あつ森」って呼ぶんですけれども、東京2020大会の機運醸成のために、江戸博の浮世絵などから、「江戸のスポーツ」と題しまして、相撲、蹴鞠、水術など、マイデザインとして今日から公開をいたします。 併せまして、季節を感じていただけるお正月にふさわしいマイデザインも公開をいたしてまいります。それから2月22日っていうのが猫の日なんですね。で、浮世絵などに描かれました愛くるしい猫のシリーズを公開予定としております。これらのマイデザインですけれども、順番に江戸東京博物館公式ウェブサイト、こちらのほうから入手いただけるようになりますので、ぜひオンラインでも現代のアートや江戸・東京の歴史と文化に親しんでいただいて、東京の芸術文化の奥深さを感じていただきたいと存じます。生活文化局の担当となっております。
デジタルサービス局、来年4月設置目指す
次に、先般、仮称、デジタル局の設置を検討している旨、表明させていただきました。このたび、この新しい局の名称、コンセプトについて決まりましたので、そのお知らせであります。都政へのDX、デジタルトランスフォーメーションの浸透、これを牽引するデジタル部門の強化というのは喫緊の課題でございまして、これまで宮坂副知事を中心として新しい組織の検討をしてきたところでございます。この新しい組織ですけれども、デジタルを活用した都政のクオリティー・オブ・サービスの飛躍的な向上を使命といたしておりまして、で、名称、デジタルサービス局といたします。ここでは5G、そして先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実践、都政の構造改革などを担いまして、デジタルによる変革を先導する実行力を持った組織を目指してまいります。 主な機能でありますけれども、それぞれ都庁には各局がございます。各局のDXを技術面からまずサポートする。各局がそれぞればらばらなことをしないで、より効率的な形で進めるように技術面のサポートをしていく。それからデジタルに関して全庁を統括する。さらにはICT人材の結集と、都庁職員の育成などを担う。そして全庁の、全て、都庁としての旗振り役として改革を先導していくという、そういう働きを設けるものであります。 規模でありますけれども、現在精査中ですけれど、200名規模を想定いたしております。来年の4月の設置を目指しまして、今後さらなる検討を進めてまいります。また、条例改正案を第1回の定例会へ上程する予定となっております。これによって東京都のデジタルトランスフォーメーションをさらに進めていくということでございます。