小池都知事が定例会見12月25日(全文1)「家族でSTAY HOME」を合言葉に
都立大新理事長、東大名誉教授の山本良一氏に
次に都立大学に関して2点お知らせがありますので、続けてお伝えをいたします。まず東京都公立大学法人、こちらの理事長の交代についてであります。これまで大変国際的にも活躍されてこられました島田晴雄先生、島田晴雄現理事長、この理事長の任期が来年の3月末をもって満了となります。島田理事長には就任以来、常に法人の先頭に立っていただいて、大学の改革に多大な功績を残されました。感謝申し上げます。グローバルで、オンリーワンで、そしてシニアの方も学べるということで、プレミアム・カレッジなども、この島田晴雄先生先頭にスタートしていただきました。本当に感謝申し上げたいと存じます。 後任でありますけれども、東京大学名誉教授でいらっしゃいます山本良一先生を任命することといたしました。この山本先生ですけれども、エコデザインや環境経営学の第一人者でいらっしゃいます。そして気候変動の危機に際しまして、非常事態への宣言、そしてカーボンニュートラル社会の具体的な取り組みが進む中で、わが国においてこれまでも先導的な役割を果たしてこられた研究者でいらっしゃいます。 一方、都立大学ですが、こうした持続可能な社会の実現を目指す都の政策のアカデミックの基盤として、現在、教育研究力の抜本的な強化やグローバル化に取り組んでいるところであります。キーワードは変革とサステナビリティ。そして山本先生にはリーダーシップを発揮していただくこと、期待をいたしております。
2月15日に「『スマート東京』キックオフミーティング」
同じく都立大学に関して、もう1つあります。都立大学はすでにローカル5Gを使う状況にございますけれども、このローカル5Gを活用した新たな取り組みについてのお知らせであります。都立大学ですが、現在、南大沢と日野と、2つキャンパスが広がって、大変広大な敷地があります。この広大な敷地を活用しまして、ローカル5G環境の整備を進めているところであります。これほど広範なエリアをカバーするローカル5G環境というのは、全国的にもいまだ例を見ない大きさになっております。そして来年の1月から一部運用も始めます。 例えば車椅子を利用する方々が安心して利用できるように、安心して移動できるように、例えば路面に段差がありますよ、起伏がありますよ、そういったことをAIが即座に判別をして案内をします。そして、ある種ゲーム感覚を取り入れて、楽しく外出ができるシステムの研究を行うというものです。超高速大容量の5Gですから、この5Gの環境を活用して、いろいろな開発をするということ、研究をするということ。これらを含めて、合わせて3つのテーマの研究に取り組んでまいります。今後こうした研究や、民間企業などとの共同事業を通じまして都民のQOL、生活の質の向上ですね、これに貢献をしていくということであります。 また、これらの取り組みを広く発信するために、来年の2月15日に「『スマート東京』キックオフミーティング」をオンラインで開催いたします。当日は家族型ロボットで、これご存じですか、LOVOTってとっても人気なんですね。非常に人間の感情をよく理解するようになるロボットで、名前もLOVOTっていうんですけれども、このLOVOTを開発した社長、林要さんにご講演をいただくというものです。ちなみにこの林さんは都立大OBの起業家、ベンチャーの業を起こした人であります。それから産学公民、民は住民の民なんですけれども、これをつくるニューノーマル社会へのヒントをテーマにいたしまして、宮坂副知事も参加してもらって、パネルディスカッションを予定いたしております。今日から専用ホームページで参加申し込みの受け付けを開始いたします。ぜひご覧いただく、そしてご参加いただきたいと存じます。 【書き起こし】小池都知事が定例会見12月25日 全文2に続く