小池都知事が定例会見12月25日(全文1)「家族でSTAY HOME」を合言葉に
計7チームで感染防止対策をさらに強化
冒頭お伝えしましたように、欧州の一部で変異種が発生したということでありますけれども、微生物解析チームでは都内の保健所から提出いただいた検体について、ウイルス株の解析を進めることで、コロナウイルスの伝播性や病原性、遺伝子変化がどうなっていくのかなどの検討を行うというチームであります。研究開発チームのほうでありますけれども、こちらでは新型コロナウイルスの制御に有用な、例えば紫外線ですね。それからその他の消毒薬などに関しての新たな研究開発について情報収集を行ったり、また、こうした治験の応用・実践などの検討を行うということであります。この東京iCDCはすでに発足している中で、疫学・公衆衛生チーム、こちらに書いてありますけれども、すでに5つチームがございますけれども、これで2チームが加わることによって、計7チームで感染防止対策をさらに強化していくというところであります。 それから身近なところでの対策でありますけれども、町会や自治会が普及啓発活動を行う際の支援を東京都として行います。現在、町会、自治会には都民の皆さんに対しまして、例えば歳末の感染拡大防止の呼び掛けにご協力をいただいているところであります。この冬場、年末にご協力いただいている点、感謝申し上げたいと思います。こうした町会、自治会の活動への支援事業を開始するというものであります。具体的には感染防止策をまとめました住民向けのチラシの印刷費用であるとか、除菌シートなどの配布用の啓発物の購入費用、そのほか、普及啓発活動のための打ち合わせで使うタブレットやアクリル板なども1町会当たり30万円を上限にいたしまして助成をするということであります。
「アートにエールを!東京プロジェクト」、年末年始に放映
この方々は一番地域をご存じでありますので、その地域にふさわしい対策、そしてどの人に声を掛けたらいいかもよく分かってらっしゃいますので、この方々にご協力を得るということであります。期間のほうは1月18日から3月31日までの事業を対象としたします。町会、自治会には、この事業をきっかけに活動していただいて、地域コミュニティーの活性化、常にやっておられますけれども、このコロナ禍ということで地域の絆をさらに強くしていただきたいと思います。 それから医療従事者の皆さんですけれども、もう年末年始もありません。感染症対策の最前線で奮闘されているわけでありまして、心から感謝を申し上げます。こうした方々への感謝の気持ちを東京都麺類協同組合さんが、昨日、年越しそば弁当を病院のほうにご提供いただくということで、その気持ちを表してくださいました。また、豊洲市場協会のほうでは、おせちとミカンをそれぞれ都内の医療機関にお届けされるとのお話でございます。各業界も大変厳しい状況の中でございますけれども、皆さんの心遣い、私としても大変うれしく思っていますので、この場でお礼を申し上げたいと思います。 あらためて申し上げたいと思います。ご自身の命、ご家族の命、そして大切な方の命を守るために「家族でSTAY HOME」、「家族でSTAY HOME」。これを合言葉として、感染しない・させない行動の徹底、ご理解とご協力よろしくお願いを申し上げます。 そして次に、年末年始、ステイホームをというふうに呼び掛けているわけでございますが、そこで過ごし方の1つのヒントに文化コンテンツを用意いたしましたので、そのお知らせでございます。何度もご紹介してきましたけれども、約2万人のプロのアーティストの皆さんがご参加されまして、7700本の動画を制作いただいた、もうその中身は前も1分動画でお示ししましたように、とてもレベルが、本当に素晴らしいんですよね。 この「アートにエールを!東京プロジェクト」を皆さんに見ていただきたいということで、年末年始にMXテレビで集中放映を行います。それは12月31日から1月3日まで、ちょうど年末年始の「家族でSTAY HOME」の期間です。計45時間。音楽、舞踊、美術、伝統芸能、450本の動画の冒頭部分をずっとつないだジャンルミックスの番組をご覧いただこうというものであります。お正月明けも3月まで、毎日決まった時間に放映をいたしてまいります。また、東京都の公式動画チャンネル、東京動画では、約7700本でありますけれども、全てのYouTubeの動画を連続して再生してまいります。ぜひ皆さん、ご覧いただきたいと思います。