トッテナムで苦境のFWヴェルナー 市場価値は全盛期の2割未満まで下落&ライプツィヒも帰還望まず
今季まだノーゴール
トッテナムのティモ・ヴェルナーが苦しんでいる。同選手は昨年1月にライプツィヒからトッテナムに期限付き移籍で加入し、そこから公式戦14試合で2ゴール4アシストを記録。トッテナムがレンタル期間の延長をライプツィヒに申し出たため、今シーズンもトッテナムの一員としてプレイすることになった。 一時は逆転も… トッテナムがウルブスと2-2ドロー しかし、ヴェルナーはシーズン前半戦を終えた今に至ってもチーム内で確たる地位を築けていない。プレミアリーグには16試合に出場したが、そのうち先発出場は3試合のみで個人成績も0ゴール3アシストと振るわない。 昨年12月12日に行われたレンジャーズとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第6節後には、アンジェ・ポステコグルー監督が「彼は本来のレベルでプレイしていなかった。それは私には受け入れられないことだ」と名指しでヴェルナーを批判するなど、指揮官からの信頼も失いつつある。 ドイツメディア『Transfermarkt』によれば、2022年3月時点でヴェルナーの市場価値は8000万ユーロ(当時のレートで約104億円)だったが、現在ではその2割以下の1500万ユーロ(約24億円)にまで下落している。 ヴェルナーに関してトッテナムとライプツィヒとの間で交わされた契約には買い取りオプションが付与されているが、ドイツ紙『Bild』によると買い取り料金は1200万ユーロ(約19億円)以上に設定されていて、この金額に見合うだけの活躍をしていないことからトッテナムが買い取りオプションを行使する可能性は低いと見られている。 また、保有権を持つライプツィヒも、移籍前は年俸約1000万ユーロ(約16億円)でチーム屈指の高給取りだったヴェルナーの帰還を望んでいないとも同紙は伝えている。
構成/ザ・ワールド編集部