厚底になって反発性とクッション性が大幅アップ! アシックス「グライドライド マックス」で省エネ・ラン!
アウトソールにもこだわりあり!
アウトソールには、グリップ力と耐久性を両立するために、独自開発のラバー素材2種類を配したHYBRID ASICSGRIP(ハイブリッドアシックスグリップ)が採用されている。
「前足部から中足部にかけては、さまざまな路面コンディションに対して優れたグリップ力を発揮するASICSGRIP(アシックスグリップ)を、着地や蹴り出し時に負荷のかかるつま先部と踵部には耐摩耗性に優れたAHARPLUS(エーハープラス)を採用しています」 2種類のラバー素材が使われているアウトソールだが、アウトソール自体は素材ごとに分割されているわけではなく一枚仕立てとなっている。 「グライドライドマックス」は、前述した通り、蹴り出し時に力がかかりやすい前部に高硬度のハードEVAプレートを配し、大きなカーブを付けることで、走行時のエネルギー消費につながる足首部の過度な屈曲を抑える設計になっている。 このハードEVAプレートの形状と、アウトソールの形状の工夫により、心地好いライド感や転がるような足運びの感覚を生み出しているのだ。
アッパーには、一枚の生地の中で編み方を変えることで、足の部位によってフィッティング・通気性を最適化したエンジニアードメッシュを採用。履き口周辺の構造にもこだわり、足あたりはとてもソフト。踵のホールド力がしっかりしているのは、さすがアシックスである。
転がるようなライド感でペースが維持しやすい
実際に足を入れると、まず感じられるのが履き口周辺の心地好いフィット感と、踵の確かなホールド感。足とシューズとの一体感が感じられ、長距離を走っても大丈夫だろうと思わせてくれる安心感がある。
「グライドライド」シリーズに共通する部分だが、地面を蹴ろうとせずにシューズに体を預けるようにすると、自然に前足部に重心が移りスムーズに足が抜ける。また、足の戻りもサポートしてくれ、足が後ろに流れっぱなしになりにくい。足が流れないので、良いピッチを刻みやすい。 シューズに任せていると足首周りではなく、股関節周辺の大きな筋肉を自然と使える感覚がある。 ハイバウンス、マキシマムクッションをコンセプトにしただけあり、従来の「グライドライド」と比較すると、クッション性を重視した設計になっている。日々のジョグやLSD、フルマラソンで完走を目指すランナーのレースシューズに適していそうだ。