厚底になって反発性とクッション性が大幅アップ! アシックス「グライドライド マックス」で省エネ・ラン!
ランナーが少ない力でより長く、より楽に走ることを追求した初代「GLIDERIDE(グライドライド)」が登場したのは、2019年のこと。ランニング時のエネルギー消費を抑えながら、効率的に足を前に運ぶ機能構造であるガイドソール テクノロジーを採用。 地面を蹴ろうとせず体を預けると、自然に前足部に重心が移り、スムーズに足が抜ける。その快適な走行感で多くのランナーから支持された。 「グライドライド 3」の発売から2年。シリーズ最新作として登場した「GLIDERIDE MAX(グライドライド マックス)」はどのようなシューズなのだろうか。
ハイバウンス&マキシマムクッション!
「グライドライド」シリーズは、走るとはどういうことなのか、効率的に走るとはどういうことなのかというテーマを長年研究してきたアシックスが、エネルギー消費の軽減にフォーカスし、走行効率を追求して開発されたもの。 独自のガイドソールテクノロジー(カーブしたソール形状)によって、足関節の過度な動きを抑え、エネルギーの消費を軽減する。 そのエナジーセービングの思想はそのままに、ハイバウンス、マキシマムクッションをコンセプトにアップデートされたのが「グライドライド マックス」だ。 「よりクッション性が高く、より反発性に優れたシューズが欲しいという世界中のランナーからの要望に応える形で、グライドライド 3にアップデートを施したのがグライドライド マックスになります」とアシックス パフォーマンスランニングフットウエア部の堀江将平さん。
ミッドソールのトップ部分に新素材を採用
「グライドライド マックス」は、その名に相応しくソールが分厚い。その厚みは踵部が44mm、前足部が38mm(ミッドソールは33mm/27mm)というかなりの厚底モデルだ。そして、ミッドソールには新素材が採用されている。
「ミッドソールのトップには新素材のFF BLAST MAX(エフエフ ブラスト マックス)を採用しています。グライドライド マックスが初めてこのFF BLAST MAXを搭載したモデルになるのですが、FF BLAST MAXはFF BLAST PLUS(エフエフ ブラスト プラス)よりも反発性に優れた素材。これがグライドライド マックスのハイバウンスに大きく貢献しています。 ミッドソールのボトムに採用しているのはFF BLAST PLUS ECO(エフエフ ブラスト プラス エコ)です。軽量で柔らかく跳ねるように反発するFF BLAST PLUSの機能はそのままに、約24%を植物由来に変えた環境配慮がなされた素材です」 FF BLAST MAX(ミッドソールのトップ)と FF BLAST PLUS ECO(ミッドソールのボトム)の間には、前足部から中足部にかけてハードEVAプレートが搭載されている。このハードEVAプレートの効果で、足の回転モーションがスムーズになる。 ちなみに「グライドライド 3」のミッドソールは、トップがFF BLAST PLUSでボトムがFLYTEFOAM PROPEL(フライトフォーム プロペル)。組み合わせ的にも「グライドライド マックス」のミッドソールの方が反発性、クッション性ともに優れている。