新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文4完)2回接種を基本にしていきたい
ファイザーのワクチン小分けが認められた理由は
Radio France:Radio Franceの西村、たびたびすみません。供給についての質問をさせていただきます。もしワクチンの供給があまり進まない場合は、最もウイルスがはやっている大都市に住んでいる高齢者の接種を優先することを検討される可能性はありますか。あともう1つは、ファイザー社のワクチンの小分けをしないでほしいということでしたが、結局オッケーになった理由はなんですか。 河野:今のところ、ファイザー社のヨーロッパでの生産ラインの能力拡充のために、既存のラインのスピードが落ちているということで、ワクチンの入ってくる量が少ないのは現実ですが、生産能力はこれから上がっていくということですので、今よりもペースが落ちるということはあまり想定をしておりません。そういう意味で、全国、高齢者の接種を4月、立ち上がりはゆっくりかもしれませんが、しっかりスタートして、ワクチンの供給が増えるに従って、自治体も手慣れてくれば、ペースは上げられるのではないかというふうに考えています。あとなんだっけ。あ、小分け、そこは分かりません。自治体から小分けしてほしいという要望があって、ファイザーからオッケーをしてくれましたんで、そこはファイザーに聞いてください。 司会:ほかにいかがでしょうか。テレ東の橋爪さん。
国産ワクチンや針の生産が進まない状況をどう考える?
テレビ東京:すみません、テレビ東京の橋爪です。先ほども、第2便の承認が下りたということでしたが、今、1便ごとにその承認がされるという状態になっていて、ワクチンの供給スケジュールに承認が大きく影響を与えているということと、やはり輸入のワクチンに頼っている状態で、そうした、日本がどれぐらいワクチンを確保できるかっていうのが外国の状況によるっていうのを、安全保障の観点でどのように考えているかということと、国産のワクチンや針の生産が、今、国内で準備が進まない状況についてどのように考えているか教えてください。 河野:現状でEUの透明化メカニズムがありますので、1回ごとに承認を得ているというのが現実でございます。すみません、第2便の承認日は2月15日。2月15? 男性:はい。2月15、【*****00:53:09】。 河野:だそうです。ということで、国内でワクチンの生産ができれば、それを気にしないでワクチンの接種を進められるわけですから、これは将来的に日本国内でワクチンがどれぐらい開発、どれぐらいのスピードで開発できるか、またどれぐらい生産できるかというのは、将来的には大きな課題だと思いますが、運び屋としては、今、ないものを求めてもしょうがないんで、なるべくしっかりEUと交渉をして持ってきたいと思っております。 司会:ほかにいかがでしょうか。じゃあ、読売新聞。