【世界を震撼させた熱狂の歴史】三菱ランサーエボリューション10世代11車種を全網羅!
三菱ランサーエボリューションV(1998年)
3ナンバー化され、17インチホイールや大径ブレーキ、フロント倒立ダンパーが装備されたランエボVは、1998年1月デビュー。エンジンは、タービンの改良やブースト圧アップ、ECUの16ビット化を行い、トルクを38.0 kg-mに引き上げた。外観は、前後ライトがランサー後期型のものとなり、開口部を拡大したフロントバンパーや新形状のボンネット、角度調整式リアスポイラーを採用している。
三菱ランサーエボリューションVI(1999年)
1999年1月、ランエボVIが登場。新形状のフロントバンパーは、フォグライトの小型化やナンバープレートの助手席側へのオフセットで開口面積を拡大。エンジン出力に変化はないが、冷却性能の向上で耐久性を高めた。リアスポイラーは、2段ウイング形状とした。足まわりは、先代よりややソフトになったが、RSでは先代同様のハードタイプが選択できた。また、軽量なチタンアルミ合金タービンが、RSに採用されている。
三菱ランサーエボリューションVIトミ・マキネン・エディション(2000年)
2000年1月登場のランエボVIトミ・マキネン・エディションは、マキネンの4年連続WRC王座獲得を記念したモデルで、左右非対称フロントバンパーと大口径テールパイプが特徴。GSRは、ハイレスポンスタイプのチタンアルミ合金タービンやターマック仕様サスペンションを装備したほか、最大トルク発生回転数を引き下げた。また、RSと同じフロントストラットタワーバーやクイックレシオのステアリングギアを採用。GSRの外板色にパッションレッドを選ぶと、オプションのワークスマシンをイメージしたデカールが選択できた。
三菱ランサーエボリューションVII(2001年)
ベースがランサーセディアに移行し、第3世代となったランエボVIIは2001年2月登場。エンジンはトルクが39.0 kg-mにアップし、駆動系各部を強化。また、センターデフが高い操舵応答性とトラクションを両立する電子制御多板クラッチ式のACDとなり、AYCとの統合制御でハンドリング向上を図った。2002年2月には、ランエボ初のAT車であるGT-Aを追加。エンジンは272ps/35.0 kg-mを発生した。