料理家・栗原はるみの「一品で満足!ひとり飲みのおつまみレシピ」
仕事や家事を終えて、ふと気持ちがほぐれたとき。「ひとりでお酒を飲もうかな? 」という気分になること、ありませんか? ひとり飲みのときでも、少していねいにおつまみを作って、組み合わせるお酒と器にもこだわってみると、楽しい時間になります。 今回は雑誌『栗原はるみ』6号の「自分のために、ひとりごはん」より、一品で満足できるひとり飲みのおつまみレシピを紹介します。 【写真】料理家・栗原はるみのおいしそうな料理の数々
ひとりで飲むときこそおつまみも楽しく作る
量をたくさん飲むわけではありませんが、私はお酒を飲む時間が大好きです。 よく「どんなお酒が好きですか?」と聞かれますが、ワインも日本酒もサワーも、なんでも飲みます。 レシピの試作をするときも、どんなお酒に合うかな、とつい考えてしまいます。おつまみのレシピはたくさんありますが、ひとりなら冷蔵庫の残り物を使って簡単なものを作ることが多いです。 たとえば来客があった翌日、残ったハムがあったとします。 そのまま食べるのではなく、バターで焼いてみたり、野菜と合わせてサラダにしたり。そんな少しの手間をかけるだけで、ひとり飲みの時間も変わります。 大好きなモッツァレラチーズとトマトのおつまみも、トマトの種類や切り方、チーズも切るのかちぎるのか、こんな些細なことで違うのです。塩やオリーブ油をかえてみるのもいい。ひとつのレシピで、いろいろ試してみたいのです。 今回、紹介するレシピは、すごく簡単、というわけではないですが、どれも一品で満足できるものばかり。 「この程度でいいや」と手抜きをしてしまうと、ひとり飲みは寂しいので、ていねいに作って、組み合わせるお酒と器にもこだわってみると、楽しい時間になりますよ。
えびとねぎの混ぜそば
香味野菜の風味が食欲をそそる、細麺の焼きそば。まずはプリッとしたえびを、ジャンをたっぷりつけておつまみに。締めに麺をいただきます。 ●材料(1人分) むきえび…6尾(100g) 長ねぎ…1本 蒸し中華麺(細麺)…1玉 塩・こしょう…各適量 紹興酒…小さじ1 サラダ油…適量 A 香味じょうゆ…大さじ1 オイスターソース…大さじ½ ごま油…適量 私のジャン…適宜