AI謎解きゲームが山形県西川町を活性化、1億7000万円以上の経済効果 日本には「地域DXプロデューサー」が必要だ
アワードの意義を改めて実感したところで、次はいよいよ最優秀賞の発表です!
最優秀賞はさまざまな部門が融合された「こどものまち」
6部門の中でも、最も革新的な取り組みを行っていると評価されたのは、田園調布学園大学の番匠一雅さんによる、「『こどものまち』の取り組み メタバース×Eスポーツによる地域と子どもの融合」でした。
番匠さんは受賞に驚きながらも、「子どもたちの気持ちが審査員の方に届いたのかなと思うと本当にうれしい」と述べ、感謝の言葉とともに頭を下げました。 審査員の御友重希さんは、最優秀賞に選んだ理由をこう説明。 「『こどものまち』は、川崎市で行われているほか、今後いろんなまちに発展すること、商店街があること、DXであり、メタバースでつながることなど、産業、官公庁、学校、スポーツ、さらにサステナブルまでいろんな部門が融合されていた。 他の部門の方も皆融合されていたけれど、中でもこの取り組みは、未来への気持ちがこもっていると思いました」
──かくして大盛況に終わった「JAPAN DX Player AWARD 2024」。審査員や受賞者らの「デジタルで地域をより良くしたい」という熱い思いを全身に浴びた2時間半でした。 地域への思いと行動力があれば、ひょっとして、私たちだってこのプロジェクトに関われるのかもしれない。そう思ったのは、私だけではないはず。 図版・写真:JAPAN DX Player AWARD 2024事務局 バナーイラスト:Ketut Agus Suardika / gettyimages デザイン:山口言悟(Gengo Design Studio) 編集:奈良岡崇子