チームのメンバーがすぐに打ち解ける会話のコツ 帰属意識を高めるために最初の顔合わせが重要
2.人工物(Artifact) 新メンバーは歓迎のしるしを受け取る(リモートワークならメールで)。それは1冊の本かもしれないし、チームリーダーからの歓迎の言葉かもしれないし、おそろいのTシャツのような衣類かもしれないし、チームの仕事を象徴するような何かかもしれない(農業機械メーカーのディア・アンド・カンパニーでは、会社が初めて特許を取得した耕運機のミニチュアを新メンバーに贈る習慣がある)。「これから何か特別なことが始まる」というメッセージを伝えるようなものだ。
3.チームとのランチ(Lunch with the Team) 新メンバーが、数人の既存メンバーとランチを共にする。仕事の話をするためではなく、新メンバーが他のメンバーのことを個人的に知り、チームに溶け込めるようにするためだ。 リモートで働いているなら、バーチャルのランチ会や、バーチャルの仕事終わりの飲み会などがいいだろう(費用が会社持ちならなおよい)。 4.マネジャーとの個別ミーティング(Solo Meeting with Manager)
ここでの目的は、短時間の顔合わせでお互いをよく知り、緊張をほぐすことだ。マイクロソフトの研究によると、入社してすぐにマネジャーと個別ミーティングをした人は、より強固なネットワークを築き、より強い帰属意識を持ち、定着率も高いという。 以上が、初対面の相手にも心理的安全性を提供するためのいくつかの方法だ。強固なチームづくりの参考になれば幸いだ。
ダニエル・コイル :作家