人気集める家事代行の最前線 食事作らない「罪悪感」は消えたのか #昭和98年
「家事代行サービス」利用積極派はまだ少数
今後、市場はどうなっていくのか。 独立行政法人中小企業基盤整備機構(J-Net21)が2022年に行ったインターネット調査(n=1000)では、今後の家事代行の利用意向について、利用に積極的な人の合計は166人(16.6%)にとどまり、利用に消極的な人の合計539人(53.9%)を大きく下回った。
ただし、約3年前の前回調査時は、利用に積極的な人が10%、消極的な人が62%だったため、利用に積極的な層の拡大傾向が見てとれるという。
また今回、「どちらとも言えない」を選択した295人からは「必要性を感じたら利用したい」という声も少なからずあがっており、今後の利用意向をもつ166人にこの295人を足した461人(46.1%)は、「少なくともビジネスのターゲットになり得る」と分析している。 次から次へと新しいサービスが生まれている家事代行業。群雄割拠の時代はまだ始まったばかりだ。 (取材・文/高山千香)
----- 「#昭和98年」は、Yahoo!ニュースがユーザーと考えたい社会課題「ホットイシュー」の一つです。仮に昭和が続いていれば、今年で昭和98年。令和になり5年が経ちますが、文化や価値観など現在にも「昭和」「平成」の面影は残っているのではないでしょうか。3つの元号を通して見える違いや残していきたい伝統を振り返り、「今」に活かしたい教訓や、楽しめる情報を発信します。