アッ! サーキットで転倒!!バイク用エアバッグシステム「hit-air製MLV-C」にマジで救われた話
一度開いても再度使えて、ボンベも自分で交換可能という納得のコスパ
さて、エアバッグの膨張後、炭酸ガスはしばらくすると自然に抜けてきます。その後は、展開したバッグを折りたたみ、再びスナップボタンで留めるだけ。実に簡単です。また、ボンベの交換も付属するレンチを使って5分とかからずできるかと。この手軽さも海外製品などに対する大きなアドバンテージだと思います。なお、滅多にないとされていますが、エアバッグが傷ついたり穴が開いたとなったら、無限電光は手厚いケアサービスを用意しています。遠慮なく問い合わせるなり、点検を依頼すべきでしょう。 安全に対するコストの負担感は人それぞれですが、ヒットエアーは価格面でも大いにアドバンテージがあります。およそ4~6万円で手に入り、MLV-C用の60cc容量の交換用ボンベなら1320円であり、付属する工具を使って自身で交換が可能となっています。対する海外の類似製品は、購入費用からしてヒットエアーの数倍というのがほとんどで、さらにひとコケ数万円、商品によっては定期的に点検費用がこれまた数万円かかるというセレブっぷり。ならば、ヒットエアーは価格だけでも一考に値すると言っても差し支えないでしょう。 さて、心ならずも体を張ってレポートできたのも、エアバッグが開いて無事に帰ってこれたからこそ。これからは「着るエアバッグ、いいよ! だって、筑波でコケた時にさぁ……」と、胸を張ってオススメしようと思います。 【hit-air一体型エアバッグ・ハーネス「MLV-C」製品データ】 ●カラー:レッド、ブルー、ホワイト、ブラウン、ブラック ●サイズ:L(Medium/M~2XL対応)/2XL(Large/2XL~4XL対応) ●使用CO2ボンベ:60cc ●重量:1.15kg(Lサイズ) ●材質:600D(ポリエステル)、LUMIDEX、メッシュ(ポリエステル)、リップストップ(ナイロン)、エアバッグチューブ(ポリウレタン) ●装備品:伸縮ワイヤー、CO2ボンベ(60cc)、取扱説明書、工具セット(セッティングボルト、六角レンチ) ●関連オプション:胸部パッド、脊髄パッド、サイドパッド ●価格:4万4000円 レポート&フォト●石橋 寛