貯金0円から8年で3,000万円!2児のママ・元証券ウーマンが実践する「お金を貯める」5つのルール【節約のくふう】
「家計を見直したいけど、何から手をつけたら……」と悩むあなたと一緒に、今日から始められる「家計管理テクニック」を学ぶ連載【私でもできる!節約のくふう】。さまざまな専門家や家計管理の達人に話を聞いてきたこの連載も、今回で第6回。 【写真9枚】“ポイントも資産”と語るさぶさん。ポイントで購入したある日の日用品を写真で見る! 今回のテーマは「心を擦り減らさずにできる家計管理・資産形成の心得」です。教えて頂いたのは、家計を立て直してからおよそ8年で資産3,000万円を達成した“元証券ウーマン”の「さぶ」さん。 堅実な家計管理に定評があり、インスタグラムのフォロワー数は22万人以上。心に負荷をかけずに続けられる、家計管理と資産づくりについて教えて頂きました。「新NISA」を始める「あと一步」が踏み出せずに悩んでいる人に向けたアドバイスも必読です!
20代の頃、お金を貯める前の貯蓄は「マイナス」からのスタートだった
30代後半のさぶさんは、小学生の子ども2人との4人暮らし。フルタイム勤務のワーキングマザーとして多忙な日々を送りながら、家計管理や資産形成についての情報をインスタグラムなどで発信しています。 現在は順調に資産を増やしているさぶさんですが、20代の頃は家族を経済的に支えており、お金の悩みが絶えなかったと振り返ります。家族の負債を返済し、ようやく家計の立て直しに本腰を入れられたのは、子どもを授かったばかりの30歳の頃でした。 当時の貯金額は、ほぼ0円。 さぶさんは、投資の“才覚”や“運”に頼るのではなく、生活に軸足を置いた方法で、家計管理の“立て直し”を進め、8年間で家庭の資産を3,000万円まで増やすことに成功しました。 どんな方法で家計を再構築していったのでしょうか。
夫婦の「収入・支出」を1本化したら、生活費のムダが見えてきた
♦️1本化で「収入・支出」の把握が簡単に まず、さぶさんが、家計の立て直しのために行ったことが、それまで別々だった“夫婦の財布”の1本化でした。 共働きで“夫婦別財布”の場合、互いに干渉せずにお金を使えるメリットがある反面、家庭の総資産や総支出が見えにくくなるというデメリットもあります。 当時、さぶさんの家庭では、貯金額がほぼ0円という差し迫った状況。 家庭の収入・支出の総額がわからない状況を改善するするために、互いの給与明細を共有して給料をいったん同じ口座に入れ「毎月、どれだけのお金が出て行っているのか」をチェックしました。 生活費の支出をチェックしたところ、多くの気づきがあったそう。 「不要な保険や、使っていない月の定額サービスを解約するなど、固定費の節約を進めました。それまでがんばって節約しているつもりでしたが、外食費や食費が意外とかさんでいることも見えてきました。 当時、夫はお金に無頓着だったので、第一子出産後に“子ども手当”の申請を忘れていることにも気づきました」(以下「」内、さぶさん) ♦️最新の状況は家計簿アプリで確認 1カ月の支出を把握したら、夫婦ともに自由に使えるお金を月3万円に設定。 また、小遣いとは別に、大きな買い物や車検などの支出に備えて、インターネットバンキングでの現金の積み立て貯金も活用。夫の趣味グッズ用、車検用、投資用など、用途別に取り分けておきます。 収入・支出・資産額を可視化するために現在使っているのは、家計簿アプリです。 「家計簿アプリの『マネーフォワード』で、“家計の今”をチェックしています。ボーナス期の冬と夏は、夫婦で決算報告や予算会議をしています」