【ちくご情報局】ソフトバンク・小川史(三軍監督)&松山秀明(二軍監督)&斉藤和巳(四軍監督) ファーム3指揮官の前半戦総括
春季キャンプを経て3月からスタートした2024年シーズン。ここまでを振り返りながら、選手たちの思いなども語ってもらいました。 取材=菅原梨恵 ※情報は7月21日現在 【選手データ】小川史 プロフィール・通算成績
小川史(三軍監督)
試合数も多く遠征も大変な中、選手はみんな必死にやっていました。体力はもちろん、気持ちの部分でも成長していると感じています。経験値を上げて、対応力、臨機応変さを学ぶには、試合が多いのはありがたいこと。勝っても負けても収穫のある試合が多かったです。 少しずつ、たくましくなってきていると思うので、あとはこれをどこまで継続していけるか。育成選手にとっては7月末(支配下登録期限)を迎えるにあたっては少し精神的にも揺らぐところもあるとは思いますが、それで終わるわけではない。目標を見失うことなく、やるべきことをやることが大事です。ただ、足りない部分が多いから自分は三軍にいる、そこは忘れずに。せっかくいい練習に取り組んで、いいゲームをしても、継続できないと戦えないというのは感じています。後半戦も、まずはケガなく。1年を通してやれる体力、筋力も大事です。
松山秀明(二軍監督)
特に大きなケガをした選手もいなくて、個々の選手の状態を見ていても成長を感じさせてくれています。チームとしての成績も出ていますが(7月21日現在、41勝22敗7分け、勝率.651でウエスタン・リーグ首位)、それは選手たちが頑張っているからこそ。個々の成績が良くなり、チームの成績にもつながっています。 私たち(首脳陣)は、二軍にいる選手たちがどうすれば一軍でも通用するのか、というところを考えて、常にいい状態をキープさせる。その上で、選手が一軍に行ったときに成績を出してくれるのが、本当にうれしいことですね。だから、リーグ連覇も、今、言われて「そうか!」って思い出しましたよ(笑)。もちろん、やっている以上は勝ちたいですが、試合が始まるときに勝つためにその選手を出すわけではない。とはいえ、緊張感の中で勝ちにいって勝つことの難しさも、体感できたらいいのかなとは思います。