小池都知事が定例会見5月21日(全文1)都民を第一に考え行動する改革派にエール送りたい
緊急事態宣言の延長が必要という認識か
NHK:5月幹事社のNHKの成澤です。まず幹事社から3問質問させていただきます。まず1点目なんですけれども、緊急事態宣言について伺います。期限は5月31日となっていまして、あと10日です。一部の報道では延長も視野に政府が検討しているという内容の報道もあるんですが、東京都には政府からなんらかの方針は伝えられておりますでしょうか。また、現在の感染状況を踏まえて、知事は延長が必要だという認識でしょうか。これについて伺います。 小池:先ほども申し上げましたように、目下、緊急事態宣言が実施中であるという現実があります。都として引き続き都民の皆さんと心、意識を共有しながら、感染の拡大を確実に抑え込む、そのために全力を尽くすというのが今、私たちが置かれている現在地であるかと思います。その上で今後の対応でございますけれども、やはりなんと言っても感染状況などを注視しながら、また、この宣言どうするこうするっていうのは結局国との判断ということになりますので、国と協議をしていき、そしてより大きなコロナ対策ということをしっかりと進めることには変わりはございません。
IOC調整委の議論について報告受けているか
NHK:2点目になります。2点目ですが、東京オリンピック・パラリンピック関連で伺います。およそ2カ月後に迫った東京オリンピックの準備状況を確認するIOC調整委員会の会議がおとといから開かれています。で、今日が最終日となります。これまでにどのような議論が行われていると知事は報告を受けていらっしゃいますでしょうか。また、一昨日の会議の冒頭、バッハ会長が選手村や競技会場で活動する追加の医療スタッフを提供すると表明したほか、各国の選手団のワクチン接種について、関係者の75%がワクチンをすでに摂取したか確保していて、大会時には接種者が80%を超えるという見通しを示されました。こうした発言について知事の受け止めや期待をお聞かせください。 小池:今回の調整会議はまさに大会を前にして重要な会議であります。そしてコロナ対策をはじめ、開会式をどうする、大会での輸送はどうなるか、選手村など、さまざまなテーマ、課題について率直に意見交換が行われているところでございます。まだing系形ということで、このあとより詳しく報告を受けることになるかと思いますが、目的といいますか、共通の目標は安全・安心な大会にしていくということで、IOC、国、組織委員会など、関係者と連携しまして着実に準備を進めていくということであります。詳細については、全体のセッションが終わりまして、IOC、組織委員会から記者の皆さんへの説明も行われるということであります。 それから今ご質問ありましたように、昨日の調整委員会の冒頭、バッハ会長のほうから医師の派遣について、医療スタッフの派遣についての発言がありました。そしてこれは何よりも安全な大会への強い決意とともに、選手、そして大会関係者のコロナ対策に向けた追加的な医療サポートの提案ということであります。何度も繰り返しになりますけれども、大会、2020大会の安全・安心な開催のためには、医療体制は極めて重要でございます。そのための提案の1つでありますし、また、どのように進めていくかということについては、まさしく先ほどから申し上げているIOC、国、組織委員会などとの調整ということが必要になってくるかと思います。