小池都知事が定例会見5月21日(全文1)都民を第一に考え行動する改革派にエール送りたい
東京都の小池百合子知事は21日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年5月21日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年5月21日) ◇ ◇
感染力の強いN501Y変異株が75%に
小池:では、いきますか。 NHK:これから小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事よりお願いします。 小池:今日は2本です。まずはコロナ対策であります。きのう、モニタリング会議を開きました。そこでお伝えしましたように感染状況、そして医療提供体制、共に変わりませんで、今も赤、最高レベルになっております。新規陽性者数は、減少はしておりますけれども、今もまだ高い水準と考えています。7日間平均で704人。そして入院患者数、重症患者数、重症者の数、こちらのほうも高い値が続いているところであります。さらに、これに変異株が加わっているということで、変異株スクリーニングの検査、それをしましたところ、感染力の強いN501Y変異株、こちらが75%を占めるようになっております。コロナの流行の主体が、これまでの従来株からこの新しい変異株へと置き換わったという報告もいただいたところでございます。こちらがそのグラフです。
人流抑制が感染者減と結び付くまでより時間が掛かっている
そしてインドで増加していますのがL452R変異株ですけれども、こちらのほうも都内で検出をされていまして、全体から見て、きのう確か1.9%という数字だったと記憶しております。きのう、東京都医学総合研究所、もう毎回最近お越しいただいています西田先生ですけれども、都内の人流について一時減少はしていますけれども、ゴールデンウィーク明けになりますとまた増加に転じているという、そのような報告をいただきました。よって人流抑制が感染者数の減少と結び付くまでには、これまでよりもまた時間が掛かっていると。大阪の例でも人流と、それから感染者数の減少、これが以前よりも長く時間が掛かっているというお話いただいております。このタイムラグが長くなりますと、その間、感染者数が急増し続けるとか、そのまま高止まりとか、それから、それはすなわち医療提供体制の逼迫がさらに続く、深刻化する、そのリスクが高まる。こういったご指摘があったわけです。 よって引き続き人流を抑えて、基本的な感染対策、これも賀来先生から、あらためてですけども、もう基本の基本に戻るんですけど、マスクの着け方ね。これについても、着けるときの、細かな点ではありますけれども、注意が、いただいたところで、東京動画のほうのモニタリングレポートでも説明をお願いしたところです。あらためて都民の皆さまには外出の自粛、こういったこともありますので、どうぞこの行動パターン、皆さんの行動をどうやってコロナ対策に当たるようにしていくのか、ぜひともご留意をいただきたい。それから特に都県境を越える移動ですけれども、厳にお慎みくださるようにお願いいたします。 変異株ですが、若年層も感染リスクが高いとされておりまして、重症化する懸念もあると。これは学生さんも同じく若い層でありますので、そういったことからあらためて学生の皆さんにも呼び掛けをしようということであります。学校でのコロナ対策の留意点をまとめましたリーフレットと動画を作成いたしております。この画面に出ているのはこちらになるわけですけれども、部活動など、具体的な場面でも注意点。そして友達との、例えばカラオケなど、ぜひ控えてほしいという、これらの行動、まとめて注意するべき行動を分かりやすくまとめております。動画ご覧ください。 このように分かりやすく説明をした動画になっているかと思います。このようにリーフレット、動画、都内の高校、中学校に提供いたしますので、ぜひホームルームなどでご活用いただく、そして東京動画でも公開しますので、ご家庭でもご覧いただきたいと思います。