ヒットコンテンツメーカーの哲学、高橋弘樹氏の挑戦と成功するクリエイティブの秘訣
自身の熱量と視聴者のニーズを両方満たす
以前、テレビ東京OBのテレビプロデューサーである佐久間宣行さんと話したときもそうでしたが、高橋さんと話していて感じたことは、自分の作りたいものや熱量を大事にしているということでした。そして、そうした熱量を大事にしつつも、顧客インサイトのような市場が求めているものをどこかでは意識している。自分自身の熱が市場の中でまだ見たことのないようなものを作り出すこと、それが顧客インサイトとどこかでリンクしていると感じました。 そして、自分のチューニングが市場にフィットするかどうかは、日々いろんな体験をしたり、情報をインプットしたりすることが重要で、日々生活する中でもいろいろなところに感度を高める必要がある。特に自分が携わるサービスが提供する価値に関して、誰よりも敏感でありたいと思いました。 東京都知事選関連の番組制作でとてもお忙しい中、お時間をいただいた高橋さんにはこの場を借りて、あらためてお礼をいわせてください。 本記事に興味やご意見がある方は、ぜひ私のX(旧Twitter)にリプライをいただければと思います。それではまた。 高橋弘樹
映像ディレクター。経済メディア「ReHacQ」プロデューサー、株式会社tonariCEO。企画・演出に『家、ついて行ってイイですか?』『日経テレ東大学』『吉木りさに怒られたい』『ジョージ・ポットマンの平成史』『世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた』。著書『1秒でつかむ』『TVディレクターの演出術』『都会の異界』など。起業と同時にサイバーエージェントにも入社しABEMAゼネラルプロデューサー。 島を旅する紀行エッセイ『都会の異界』発売中!