せいろ調理って実は簡単!お手軽レシピ7つと手入れから調理までの基本まとめ
せいろ調理は難しそう、プロや料理上手が使うもの、と思っている人も多いのでは? それがいまSNSなどを中心に、初心者でも失敗なく作れる調理器具として大ブームに! 基本は“蒸す”だけ。なのにどれも絶品のおいしさで、時短&簡単に作れるものばかり。愛らしいせいろで心も体も温まる料理を作って、冬支度を整えましょう。 【写真】かわいらしい見た目で食卓に華を添える「丸ごとかぶのえび詰め蒸し」など、ほかほかの蒸し料理多数
台湾ブームで人気爆発!せいろ蒸しの魅力
【1】そのまま食卓へ!見た目にも映える 調理道具としても器としても活躍。食卓でも見栄えがよく、食べるまでふたをしておけば保温効果も高い。 【2】油を使わないヘルシーな調理法 蒸すだけで油は不要。肉などの余分な脂は落ちてさっぱり。味つけも最小限で。 【3】同時調理で時短&簡単で失敗しらず 1段で数品蒸す、2段重ねて蒸すなど同時調理が可能。焦げる心配もなく、時短&洗い物も減らせる。 【4】栄養をとじ込め旨みを凝縮 蒸気でゆるやかに火を通すことで栄養を逃さず、素材の甘みや風味が濃厚に感じられる。 【5】かさが減って食べやすくなる 生だとたくさん摂りにくい野菜も、かさが減って柔らかくなり、食べやすい。
切る詰める蒸すだけ!
せいろ調理は初めてでも、難しいことは一切なし。 「もともと料理は得意ではなくて、仕事終わりでクタクタの状態で献立を考えるのは大変でした。そこで自分に合う調理法を試行錯誤したところ、せいろならほったらかしで作れて焦がす心配もないとわかって。真のズボラ料理にハマりました」(インスタグラマーのOL・りよ子さん・以下同) 結果、いろいろな食材を蒸したことで、栄養バランスも整い健康になっていったという。 「肌や髪など、美容面でもおすすめですよ」 ◆用意するもの ・せいろ せいろは、蒸気で食材を蒸す木製の蒸し器。素材は杉、竹、ひのきなどがあり、耐久性や大きさなどにより価格が異なるが、蒸し上がりに大きな差はない。直径18~21cm(1段)で1~2人前が目安。無印良品※(1090円~)、照宝(中華調理器店)ほか、ネット通販でも手頃な価格から購入が可能。(※現在せいろは人気商品のため、品切れの場合があります。在庫状況は店舗へおたずねください) ・蒸し板 ・鍋 立ち上る蒸気で蒸すため、多めの湯が入る深さのある鍋を使用する。 せいろとセットの段差がある鍋を使用、または家庭にある鍋を使用する場合は、蒸し板を用い、鍋とせいろの間に挟んで使う。 ・クッキングシート&さらし 肉類や調味料を混ぜた素材を蒸す場合、クッキングシートをしくとせいろが汚れにくい。器ごと入れて蒸す場合は、先にさらしをしいておくと取り出しやすく、やけどの心配が少ない。 ・耐熱容器など スープや蒸し汁ごと味わうものは、容器に入れて蒸す。耐熱性でせいろの内径より小さいものを選ぶ。数品同時に蒸す際は、耐熱容器とクッキングシートを組み合わせるとよい。 ◆せいろのお手入れ方法 【1】使い始め 鍋に湯を沸かし、せいろをのせ10~15分、から蒸しし、汚れやほこりを除く。 【2】洗い方 汚れがついたら水で流しながらたわしやブラシでやさしくこする。洗剤は極力使わない。 【3】保管方法 風通しのよいところで乾燥・保管する。視界に入るところにおいて日常使いするのが◎。 ◆基本の流れ 【1】具材を詰める せいろを水で濡らし、具材を詰める。色の出るもの、水気や油分のある食材などの場合は、クッキングシートをしいてから具材を詰める。または耐熱容器を使用する(事前にさらしをしく)。 【2】蒸気の上がった鍋で蒸す 鍋の8~9分目まで、水を入れて沸騰させ、蒸気が上がったらせいろをのせ、ふたをして蒸す。浅めの鍋を使用する際は、湯がなくならないよう注意し、少なくなったら水ではなく湯を足す。 ※レシピで使用するせいろはすべて直径21cmです。