J1町田 6試合ぶり勝利で初Vに望みも…黒田剛監督が苦悩告白「かなり不安を抱えていた」
明治安田J1リーグ第36節(9日、国立競技場)、3位・町田がFC東京に3―0で快勝し、逆転優勝の可能性を残した。 前半15分にFWエリキのクロスにMF白崎凌兵が合わせて先制ゴール。後半早々の4分にFWオ・セフンが2点目を決め、同34分にMF相馬勇紀が左CKを直接決めてダメ押しの3点目を奪った。 町田はJ1初昇格で初優勝を目指す中、直近5試合で2分け3敗と厳しい戦いを強いられていた。それでも、この日の勝ち星で首位神戸との勝ち点差を暫定4とし、10日に神戸が東京Vに引き分け以下となれば、町田の優勝の可能性が継続する。 試合後に黒田剛監督(54)は「ここまでの5試合、勝ち点3という結果をもたらすことができなかった。監督としてもかなり不安を抱えていたし、選手たちも正解がわかっていても、見失いながら足踏み状態が続いていた。(悪い流れを)振り切ってミスを恐れることなく果敢にチャレンジすることが大事だと、彼らを奮起させながら今日を迎えた。ゲームを通じて本当に果敢にプレーしている選手の姿が目に焼き付いているし〝これぞ町田の魂なんだ〟というものを彼らが身をもって表現してくれた」とイレブンをたたえた。 その上で、残り2節に向けて「決して油断することなくいきたい。ホームのGスタでの試合(30日の京都戦)も控えているし、もう一度サポーターの前で笑顔を見せられるように、もう一回取り組んでいきたい」と力を込めた。
東スポWEB