小池都知事が記者会見10月16日(全文2完)各機関が適切に対応すべき
中曽根元首相合同葬への都立学校の対応は
共同通信:続いて2点目なんですけれども、あした17日に催される、中曽根元首相の内閣と自民党による合同葬の関連なんですが、文部科学省から東京に対して、弔旗の掲揚と黙祷による弔意表明の参考文書が送付されていると思うんですけれども、これに対する都立学校でしたり、市町村教委にどうしてほしいっていうような対応状況についてお伺いしたいと思います。それからこの問題に関しては特定政党を支持したり反対したりする教育を禁じた教育基本法との関連を問題視する声も出ているんですけれども、こうした問題点に関する知事のご見解をお伺いしたいと思います。 小池:国のほうで、閣議での弔意の表明ということがお決めになられ、そして国の機関や都道府県、市区町村への協力依頼があったということです。学校については文科省からも、教育委員会に対して依頼があって、都立学校、区市町村の教育委員会に対して参考に周知をしたと、このように聞いております。それぞれの機関が適切に対応すべきものだというふうに考えております。 今日も先ほど都庁に入るときに、もうすでに弔旗が掲げられていたので早いなと思ったら、大島のほうの弔旗でありました。私自身は、中曽根総理とは湾岸戦争のときのイラクの人質、イラクからの、クウェートからの人質、邦人の人質で、共にその解放に向けて対応したということも思い出でございますし、またいろいろと学ばせていただいたこともございますので、私自身は心から哀悼の意をささげたいというふうに考えております。 いずれにしましても、この国からの通知につきまして周知をしたところであって、それぞれの機関が適切に対応すべきものというふうに考えています。 共同通信:それでは各社からの質問に移ります。知事からの指名を受けた上で、所属と氏名を述べてから質問をお願いします。ではよろしくお願いします。
1都3県で具体的に何を要望するのか
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木です。よろしくお願いします。水際対策について、先日、田村大臣とお話しされたときにはCOCOAの義務づけなど、そういった話も出たようですが、今回1都3県で連携して、具体的にどのような要望をされようとしているのか、お願いします。 小池:基本的には、やはりCOCOAを水際対策として生かしてほしい、できれば義務づけができればと思います。田村大臣のところにも伺ったときに、宣誓書なるものを入国の際に、企業単位なのかどうなのか、されるということでありました。ただ、現実に陽性者、帰国された方、もしくは入ってこられる方が、そのあと場合によって陽性で、その関連でどのように連絡が取れるか、その方が陽性か、もしくはそのあとで何か陽性になったときも、まずCOCOAのほうに登録をしていただくと、実際に濃厚接触者などを追跡するのは、それぞれの自治体の保健所になるわけですから、また、ましてやこれから場合によっては何語になるか分からないわけです。 ですから、COCOAの機能そのものも幾つかの多言語化する必要があったりするのではないか。入国のときは入国カードにサインをしたり、通関のサインをしたりするわけですけれども、サインもさることながら、やはりそのあとの感染拡大を防止するためにも、その方のためにも、また社会のためにも、そのようなCOCOAの義務づけっていうのは必要なのではないだろうかと考えております。 よって、羽田があり、そして成田があり、そして多くの外国の方をお迎えする1都3県でありますので、また港もあります。共に今日は1都3県で、その件を西村担当大臣のほうに伺ってお願いするということであります。いろんな工夫が水際対策で、特に今後とも必要になってくるのではないかなと思います。 テレビ朝日:ありがとうございます。