自律神経が整い、心もほぐれる「朝・昼・晩のルーティン」
朝のルーティン
起きてすぐのルーティンで、心も体も気持ちよく目覚めさせましょう。 ・起きたら太陽の光を浴びる 心にコリが生じていると、朝起きるのが億劫に感じるものです。そんなときこそ、太陽のパワーを味方につけましょう。朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びてください。朝日を浴びると体内時計がリセットされて、副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズになります。 ・体を思いっきり伸ばす 寝起きの体に「朝だよ!」と知らせることで、交感神経を目覚めさせましょう。具体的には、立った状態で大きく伸びをします。太陽の光を浴びながら行なうと、さらに効果的です。軽くストレッチをするのも◎。 ・深呼吸する 起床後すぐに忙しく動き回ったり、慌てて外出したりすると、呼吸が浅くなり、自律神経は乱れてしまいます。そこで、いつもより少しだけ早く起きて時間の余裕をつくり、その時間で深呼吸をしてみましょう。時間だけでなく、心にも余裕が生まれるはずです。 ・朝食はよく噛んで食べる 健康的な体を目指すうえで、「何を食べるか」はもちろん重要ですが、「どう食べるか」も、同じくらい重要です。とくに朝食は、ゆっくりと、よく噛んで食べるようにしてください。 一定のリズムで咀嚼を繰り返すことで、幸せホルモンであるセロトニンの分泌量が増えます。朝の時点でセロトニンが増えると、夜の睡眠の質も高まります。さらに、よく噛むことで内臓の負担も軽減され、脳への血流が安定して自律神経が整い、心のコリがほぐれていきます。 ・やるべきことを書き出す 心のコリが原因で起こる不安神経症やパニック障害は、焦りや混乱がきっかけとなり発症することが多くあります。そのため、その日のうちにやるべきことは頭の中だけで考えるのではなく、書き出して「目で見る」ようにしましょう。やることを客観的に把握でき、優先順位がつけやすくなります。 \心がほぐれる「まぁ、いいか」/ 心のコリがひどく、自律神経を乱しやすい人は、とてもまじめで、頑張り屋さんな傾向があります。どんなに疲れていても、つい無理をしてしまうのです。そこで取り入れたいのが、「まぁ、いいか」という考え方。 自分と周りを比べて焦ってしまう気持ちもわかりますが、人は人、自分は自分と割り切って、休むときは休みましょう。完璧じゃなくても、まぁ、いいか。つらいときは助けてもらえば、まぁ、いいか。そんなふうに思うことができたら、心はほぐれやすくなるでしょう。