一流アスリートはこう食べる!勝つための食事の流儀|【1】ボートレース界のレジェンド・瓜生正義
――間食はしますか? レース場ではあまりお菓子は食べませんが、時々チョコレートを持って行ったりします。宿舎に帰ってきたら、お風呂上がりにだいたいスナック系、ポテトチップスをよく食べています。売店にあるお菓子やジュースを買って食べると、ストレス解消になって落ち着くんです。もうルーティーンになっていて、食べないで寝ると物足りない感じ(笑)。 ――レース中はお酒が飲めないんですか? 瓜生選手:はい、禁止です。売店にも売っていません。
――お酒はよく飲まれますか? はい、飲みます。基本、ビール党です。最初にビール、そのあとハイボールなど飲んでも、最後はまたビールに戻るんですよね。 ――自由に食事し、ビールもたくさん飲むとは想像外でした。 そうなんです。だからこのインタビューのお話が来た時、「俺で大丈夫?」と聞いたんです(笑)。食のこだわりもないし、好きな店に3日連続で行って同じものを食べても全然大丈夫。なんでも食べるんです。
最終日、レースが終わった後の食事は格別! お腹いっぱいにおいしいものが食べたい
――全国各地に行かれますが、選手同士で食事に行きますか? レースが終わって管理が解除されたら、一緒に帰る人や同じ支部の人たちと食事に行きます。終わったらほっとして力が抜け、たくさん食べますね。 ――福岡支部の選手たちと打ち上げは? だいたい最終の飛行機を取っているので、コロナ以前はいつも打ち上げをやっていましたね。ご飯を食べて、お酒を飲んで、お疲れさんという感じで。G1、SGなどのレースでは九州のメンバーでだいたいやっていました。 ――福岡出身、福岡支部ということで、福岡の好きな食べ物を教えてください。 もつ鍋とか水炊きとか、イカの活けづくりとか。福岡は東京と違って焼鳥屋に豚バラ串があり、とりあえず頼むのが普通。だから東京に初めてきたとき、「なんで豚がないんだろう?」と思いました。
長く活躍する秘訣、今後の目標は
――長く活躍する秘訣は? 身長が低く、身体的に恵まれたということもあると思います。それを生かすも殺すも、考え方次第。「どうしたらエンジンが上がるか」など、常に思考しているからだと思います。そして、レースで負けると、「あの時のハンドル捌きは違ったな」「もっとこうできたな」と反省します。それは勝ったレースでも同じ。たまたま勝てたという場合もありますから。 ――今ボートレーサーでは70代の選手も活躍されています。今後の目標を教えてください。 50歳までは続けたいと思っていて、妻にもそう言っていたんです。それを決めたら、目標ができた。しかし子供が増え、55歳になってもまだ12~13歳の子もいる。とりあえず子供が育つまで、上の世代になっても走れるといいなと思っています。でも宝くじが当たったら、55歳くらいでやめようかな(笑)。 ――この先もずっと勇姿が見られることを期待しています! ありがとうございます。