キリンホールディングス 南方社長生出演 「ファンケル」買収で描く成長戦略とは【Bizスクエア】
――キリングループの現在の売り上げ概要を見ると、ビールは半分ぐらいになっており、医薬事業が大きい。今、ヘルスサイエンス事業が1034億。これをどのぐらい大きくしたいのか。 キリンホールディングス 代表取締役社長COO 南方健志氏: できれば2030年頃には、3000億円規模ぐらいには持っていきたい。それぐらいのスケール感を持たないと、「次の柱」と言えない。今回、加わったファンケルとブラックモアズを成長させるということがまず大事。その中で、いかにシナジーを生むかが、これからの大きなテーマだ。 ――少子高齢化で、アルコール市場自体は頭打ちなので、「他の柱を」というのはわかるが、飲料事業の部分を深掘りし、飲料会社をたくさん買収する。あるいは、食品の別の分野に出るということもできたと思うが、ヘルスサイエンス事業に振っていく狙いは? キリンホールディングス 代表取締役社長COO 南方健志氏: 酒類事業・飲料事業、そして医薬事業はグループにとって、これからも非常に重要な事業であることは変わりない。だが、これからの不確実性の高い時代を見据えると、次の強い柱を打ち立てておきたい。社会課題の中で、特に「健康」は、ますます重要になってくるので、このヘルスサイエンス事業を確立させて、しっかりとした屋台骨を持ったキリングループに成長させたい。 (BS-TBS『Bizスクエア』 12月7日放送より)
TBS NEWS DIG Powered by JNN