「絶対失敗できない」……巨大鮮魚店オープン! 店と客の“壮絶バトル”に密着 初日の売り上げはなんと…?『every.特集』
■「もうしようがない」 大量買い続出
皆さん、とにかく買う量が半端ではありません。「気になったモノはとにかく買う!」とばかりに次々とカゴの中へ。その結果、大量買いが続出。あるお客さんは「結構いっちゃったかもしれない。もうしようがない、ウフフフフフフフ」と気分も上がってるようです。 お客さんが「あ! 来た、来た」と待ち構えていたのは、角上魚類オリジナルの自家製漬け魚「銀だら西京漬け」です。ひと切れ400円。出すそばから、飛ぶように売れます。この日は多めに用意しましたが、昼前には品切れ寸前に。 店員 「とりあえず銀だらとサバの西京漬け、コレ2つ欲しい」 急きょ、県内にある加工センターに西京漬けを追加発注しました。
■お客さんの熱気にあおられ、混乱気味
正午過ぎ。昼時を迎え、さらにお客さんが殺到しました。商品が少なくなると即補充しますが、並べる前から、商品を入れたコンテナにお客さんの手が伸びる状態です。 息子の誕生日だという女性は、中とろ入りの寿司盛り合わせ(1000円)を12個買うといいますが、詰めかけるお客さんの熱気にあおられ、混乱気味です。 女性のお客さん 「え! 足らないかな。1・2・3・4・5、1・2・3…、あ! え!? ちょっと考えます」 その頃、小笠原店長は売り場で「コチラの銀だら・銀鮭(ざけ)の方は、あと5分くらいで出ます」と案内。品切れ寸前の西京漬けの説明に追われていました。 「銀だらとかなくなっちゃうの?」というお客さんに、小笠原店長は「あと5分くらいで出ます」「すみません」と答えます。しかし、倉庫に残っている西京漬けはわずか2ケースだけ。「ヤバいな」と小笠原店長は頭をかきました。
■レジで「うわー」…1万5000円超え
大量の商品を重そうに持つお客さんを発見しました。その後をついて行くと、レジで「うわー」と声が上がりました。代金は1万5963円でした。 お客さん 「どうしようかね、手巻き寿司…、でも寿司も買っちゃって。よく分からないのよコレ、アハハハハ」 午後3時。加工センターから、大量の商品が到着しました。待ちに待った「銀だらの西京漬け」が届きました。店員が「銀だら西京漬け、お待たせしました」と売り場に並べます。 しかしその頃、2100パック用意した生かきが売り切れに。店員は「もう全部、ほぼほぼ全滅」「ブリも終わっちゃいました」と言います。昼のピークを過ぎて、品切れになるコーナーが続出し始めました。予想以上の客に売る魚がなくなるという、まさかの事態に。 ──「もう出す魚がない?」 小笠原店長 「コチラ側(鮮魚)はないですね、(鮮魚が)ないので、アチラのお寿司・お刺身・お総菜にお客さまが集中してしまうので、スタッフたちもアチラに行かせてやっていただくという…」