「絶対失敗できない」……巨大鮮魚店オープン! 店と客の“壮絶バトル”に密着 初日の売り上げはなんと…?『every.特集』
■開店直後から殺到 買い物カゴが宙に?
「お刺し身用でコレ(マダイ)」「私も(マダイを)刺し身で」。お客さんから、次々に依頼が入ります。この日の目玉商品のマダイが、飛ぶように売れていきます。 開店から10分もすると、お客さんでごった返しました。あまりの混雑ぶりに、買い物用の赤いカゴが頭の上で浮いている光景も。従業員も商品を運ぶのにひと苦労で、前に進むこともままなりません。 その頃鮮魚コーナーでは、「イサキが1、アジが2、刺し身で」などとたちまち注文が殺到。店員が作業するスペースでは、棚は下処理を待つカゴでいっぱいになっていました。 客を待たせないよう、スタッフが大急ぎでさばいていきます。しかし商品を渡すにも、押し寄せる客にてんてこ舞いです。 開店から30分で北海道産の毛ガニ17杯が完売しました。
■目玉商品が入荷 特売品を切らすな!
鮮魚コーナーの担当スタッフ 「今、新潟(直送便)が来たので、ここから売り場に出していきます」 この日の朝、新潟の市場で買い付けた鮮魚が4時間かけて到着しました。ウマヅラハギ(450円)が大量に入荷。新たな目玉商品を加え、さらなる売り上げアップを狙います。 同じ頃、刺し身のコーナーでは、小笠原店長が店員に頼みごとをしていました。「あれ、刺し身の得盛りってまだ…。あーダメだ、ヤバイ。得盛り忙しそう、悪い」 店員 「みんなで得盛り行く?」 小笠原店長 「うん、うん、全員で切って」 40パック用意した刺し身の盛り合わせ(880円)が、あっという間に、残り2つとなっていました。特売品を切らすわけにはいかない──。スタッフが盛り合わせ作りに集められ、大急ぎで作り続けました。
■総菜コーナーも寿司コーナーも大混雑
一方、総菜コーナーも最初からごった返していました。 お客さん 「どこにどう並べばいいの? どこにどう並べば…」 店員 「コチラが先頭です、後ろの方にお並びください」 販売スタッフも必死です。売り場は大混乱ですが、お客さんからは「安い!」という声が上がります。 その横で人だかりができていたのは寿司コーナーです。1000円の中とろ入り盛り合わせを大量購入していた女性のお客さんは「家族分7個です」と言いますが、実際にはそれより多くカゴに入れていました。 「な、あ! そうですね、8個。すみません。よくばりすぎました、フッフー」