「『どけ!』って」堂安律が鮮烈な今季5点目を自ら解説! HTに監督から板倉滉を警戒の指示「彼の上手さで戦術を変えさせられた」
「もちろん相対戦相手だけど、日本人として誇り」
現地時間11月30日に開催されたブンデスリーガ第12節で、堂安律を擁するフライブルクは、板倉滉が所属するボルシアMGとホームで対戦。3-1で快勝した。 【動画】DF2枚を無力化!堂安律の鮮烈ゴラッソ 日本代表2人が揃って先発したなか、今季5点目を挙げ、リーグ戦5試合ぶりの勝利に大きく貢献したのが堂安だ。 26歳のレフティは1-0で迎えた49分、ルーカス・ヘーラーのシュートのこぼれ球をペナルティエリア左で収めると、相手選手2人が前に立っていたものの、ワンフェイクを入れて自慢の左足を一閃。鋭いシュートで鮮やかにネットを揺らした。 殊勲の堂安は試合後、『ABEMA』のインタビューに対応。速攻から生まれた得点シーンをこう振り返った。 「ここ最近ああいうシチュエーションでボールを受けるシーンがなくて、久々にボックス内でボールを受けられたので、打ってやろうって気持ちで、チームメイトに『どけ!』って声を掛けてシュートを打ちました。 絶対シュートブロックに当たるタイミングだったので、左行くぞって決めた時から左の振りの速さ、タッチしてからの振りの速さで勝負しようと意識していました。だから僕、打った後、ボールがディフェンスの影に隠れて見えなかったんですよね。歓声で入ったって気付きました」 対戦相手の板倉はセンターバックでフル出場した。「やっぱ上手かったですね」と称えた堂安は、ハーフタイムにユリアン・シュスター監督から、日本代表DFに対する具体的な指示が飛んだことを明かした。 「最初の3分、4分ぐらいでドリブルされたシーンなんかは、『センターバックがそのプレーできるんだ』って持ち上がりをされましたし、彼の上手さで戦術を変えさせられたので。流石だなと。ハーフタイムに監督がコウくんの良いプレーを話しながら、『警戒しろ』ってところは、もちろん対戦相手ですけど、日本人として誇りに思いました」 次戦は12月3日に行なわれる古巣ビーレフェルトとのDFBポカール、ラウンド16だ。好調の背番号42は「カップ戦もありますし、クリスマスウィークまで落とせない試合が続くので頑張りたい」と意気込みを示した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部