「エミリー、パリへ行く」シーズン4はフランスとアメリカの“いいとこどり”!? メイクの秘訣を徹底解剖!
9月12日からシーズン4第2部がNetflixで独占配信中の人気シリーズ「エミリー、パリへ行く」。シリーズ1当初からリリー・コリンズの劇中メイクを手掛けているのは、メイク班チーフを務めるメイクアップアーティスト、オーレリー・ペイエンだ。彼女によると、シーズン4でのメイクは、フランス流とアメリカ流の"いいとこどり"なのだそう。フランス「マダム・フィガロ」が、エミリーのメイクの秘訣をオーレリーにインタビュー! 【写真】「エミリー、パリへ行く」シーズン4を見る前に知っておきたいコト!
シーズン4はこれまでと違い、「メイクの存在感を少し強調しました」とオーレリーは言う。このドラマにシーズン1から関わっている彼女はこう話す。「フランスとアメリカの良さを融合させようと考えました。フレンチスタイルからはナチュラルメイクを大切にするミニマリズムを取り入れました。たとえば象徴的な赤いリップに黒のアイラインとマスカラだけ、あるいはリップだけ、といったメイクです。一方、アメリカ女性はメイクに手をかけます。シェーディングやハイライトで陰影をつけ、眉をきちんと描き、目を強調し、唇にはグロスを上塗りします。そこでどちらのメイクも少しずつ取り入れようと思いました。それはフランスでの経験をベースにアメリカ人とよく仕事をする私が長年、実践していることでもあります」
時には大胆に、時にはナチュラルに。
メイクはリリー・コリンズ演じる主人公エミリーの変化にも呼応している。「フランスにやってきた時のアメリカ人らしさに、フランスっぽさが加わりました。彼女はパリジェンヌの美的感覚や文化を身につけたのです。でも時には米国らしいカラフルで強烈な化粧に戻って、堂々と自信たっぷりに振る舞うこともあります」とオーレリー。 いろいろ苦心したシーズン4での化粧のなかでも印象に残っているのは、第4話だそうだ。エミリーは"ウェットヘア"風に髪を後ろに流し、目も唇も濃いメイクで決める。このほか、両目の下にブラックラインストーンをあしらった仮面舞踏会のシーンも思い出深いそうだ。