大阪府・吉村知事が定例会見11月11日(全文1)日本初の「空飛ぶクルマ」実用化を
大阪・関西万博のときには本気で飛ばす
このラウンドテーブルの参加メンバーを見ましても、さっきのSkyDriveが、「空飛ぶクルマ」で有名なのは、これは当然ですけども、それ以外にもエアバスであったり、ANAであったり、日本航空であったり、そういった大手も入ってきてくれてますし、さまざまな商社、大手商社も入ってきていると。ドコモであったり、通信企業も入ってきている。40あります。今申し上げたのは何か意図があるわけじゃないんですけど。こういった資料があるんですけど。そういった中で、本気で、何が言いたいかというと、本気の、単に実験をやって終わりじゃなくて、本当にこれをビジネスとして実用化させる。大阪・関西万博のときには本気でこれを、関空とか、いろんな、新大阪、神戸空港からどんどん飛ばす。そういったものをぜひ実現させたいというふうに思っています。 産経新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いします。
このような官民組織つくるのは自治体初か
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。同じ質問で、自治体でこのような官民組織をつくるのは初めてでしょうか。「空飛ぶクルマ」に関する官民組織をつくるのは初めてかというところと、あと府の支援内容は規制緩和に向けた国への働き掛けというところでよろしいでしょうか。 吉村:これはまず初めてっちゅうことでいいんですかね。 A:自治体レベルでは、はい。 吉村:だから自治体のレベルにおいては初めてです。なので、大阪が率先してこれをやっていくということです。強力な企業も参加メンバーとして入ってますから、まさにこれは本気の実行組織として進めていくということです。それから大阪府の支援としては、いろいろな社会実験のフィールドづくりであったり、あるいはそれに対する府民の皆さんのご理解を得たりだとか、そういったことはやっていきたいと思ってますし、それから「空飛ぶクルマ」となると当然、規制緩和も必要な分野が出てきますから。そういった規制緩和を、大阪府で緩和できる部分は大阪府で緩和しますし、国にどうしてもお願いしなきゃいけない部分っていうのは当然出てくると思いますから、そういった部分については国に対してさまざまな規制緩和をお願いするということになるというふうに思います。だから官で協力できる部分はそういった部分が中心になるかなとは思います。 日刊工業新聞:ありがとうございます。先ほどおっしゃったような夢洲などのベイエリアですとか、あとは淀川などの河川、海上なんかで実施するというふうに見てよろしいでしょうか。 吉村:ええ、そうです。特に、まず最初はどうしても、これ皆さんも想像してもらったら分かるんですけど、社会実験という名目で自分の自宅の上を通られると、それ、どうなのということで、やっぱりそういったハードルっていうのは高いと思います。ただ、大阪の場合は関空も神戸空港もありますから。夢洲までは海でつながっていますので。そういった意味では海上での社会実装の実験からまず入っていく。実験自体は実験場でやるわけですけど、実施に実装後のことを考えて、ファーストステップで考えると、やっぱり海上を使うっていうのは非常に優位性が高いと思っています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見11月11日 全文2に続く