【千葉県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 都心から車で約2時間、澄み切った青が美しい海
◆銚子市の満願寺とひまわり
銚子市の満願寺は、「願いがかなう観音様」として深く信仰されている古刹。銚子電鉄の犬吠駅から寺院を望むことができ、夏になると正門前一面が黄色いひまわりで包まれる。 このひまわりは地域の農家の人々によって、毎年植えられているものだ。参道の両サイドの畑いっぱいに咲くひまわりの花は美しく、寺院の参拝とともに花を楽しみに訪れる人も多いそう。 また、開山大の塔の上層まで上ると、窓から広大な海と「犬吠埼灯台」を遠望でき、夏の晴れた日には、銚子の青空に映えるひまわりの黄色い絨毯が満喫できる。 見ごろの時期:7月下旬~8月 銚子市の満願寺とひまわり(ちょうししのまんがんじとひまわり) 所在地 千葉県銚子市天王台9822-1
◆銚子マリーナ海水浴場
銚子市の海水浴場のなかでも抜群の人気を誇る「銚子マリーナ海水浴場」。湾になっているため波は穏やかで、家族連れやサーファーなど多くの観光客で賑わいを見せる。 ビーチからは「東洋のドーバー」と呼ばれる絶壁「屏風ケ浦」を至近で眺めることができ、荒々しい大迫力の崖を海水浴とともに楽しめる。 また、夕方になると夕陽で崖が照らされ、真っ赤に染まる光景は圧巻。銚子マリーナ海水浴場から1キロメートル続く遊歩道からも眺められ、さらに屏風ケ浦まで歩いてみれば、崖の奥の景観なども楽しめる。 開設時期:7月27日(土)~8月25日(日) 銚子マリーナ海水浴場(ちょうしマリーナかいすいよくじょう) 所在地 銚子市潮見町
◆誕生寺の灯篭流し
誕生寺の灯籠流しは「海施餓鬼流灯会」と呼ばれ、元禄地震(1703年12月31日)による津波被害者の霊を慰めるために始まった追悼行事。 18時50分頃には大小の灯籠を持った灯籠行列が、誕生寺の境内から小湊漁港に向かって歩き出す。そして、19時頃には遊覧船から海上に千数百の灯篭と50基の大灯篭が流され、海面に流灯供養が浮かぶ情景がまばゆく照らし出される。 19時20分頃から10分ほど打ち上がる花火が、追悼行事の終わりを告げる。 落暮の海上に長い火の帯が映え、幽玄な美しさを漂わせるその様子は、仏都小湊の代表的な夏の風物詩となっている。 ちなみに誕生寺では8月1日(木)から8月18日(日)の16時から22時頃まで「日蓮のあかり」を開催。3,000本の竹灯籠や仁王門、祖師堂が美しくライトアップされるので、こちらも注目したい。 開催日:2024年8月10日(土) 誕生寺の灯篭流し(たんじょうじのとうろうながし) 所在地 千葉県鴨川市小湊地区