ノーファウルかよ!久保建英 “超加速50mプレス”からの圧巻ボール奪取にスタジアム大喝采「ナイスプレスバック」
【ラ・リーガ】ソシエダ 2-0 ベティス(日本時間12月2日/アノエタ) 【映像】超加速50mプレスからの完璧ボール奪取 守備でも圧倒的だった。ソシエダに所属するMF久保建英は、相手の攻撃に際して自陣右サイドから約50mに渡ってマンツーマンディフェンスで対応。最後はファウルを与えることなく完璧にボールを奪って自チームの攻撃に繋げると、このプレーにはファンも大興奮している様子だった。 久保が驚異的な献身性を見せたのは、ラ・リーガ第15節、ソシエダがベティスをホームに迎えた一戦の6分だった。中盤でボールを奪われたソシエダは、相手の素早い切り替えから自陣への侵入を許していた。そしてソシエダの右サイドへ展開されたところで、危険を察知した久保が、全速力でプレスバックしてきたのだ。 ハーフウェーラインを越えたばかりの位置で、ベティスのMFセルジ・アルティミラからロマン・ペローにボールが渡ると久保は一気に超加速、距離を詰めて追い込む。そこから、ペローが縦へのワンツーで抜け出したところでも、久保はマンツーマンを解くことなくマークについていった。 そして、圧倒的な守備のテクニックをみせた。 なんとドリブルで前進するペローが足を広げたその股の間に左足を差し入れてボールをプッシュしたのだ。一瞬で体勢を崩したペローは派手に転倒したが、審判のジャッジはノーファウル。実際に相手の足にかかっているわけではなく、ボールへのアタックが認められて回収に成功した久保はそのまま中央へ向かってドリブルで持ち運んだ。 チームが左サイドを起点に組み立てを始めると、久保は持ち場の右サイドへと戻り"任務完了"といった様子。全速力でのプレスバック→ゴールライン付近でボール奪取→そのまま中央から組み立てのスイッチ役と、まさに“攻守の要”としての働きを見せた。 このシーンにはファンも「久保つよい」「久保ちゃんの素晴らしい守備」「タケナイスプレスバック!」「ノーファウルの久保くんかっこいいよな」「久保マジでいいね」とSNS上で興奮した様子のコメントが寄せられていた。 試合は14分にオウンゴールで先制したソシエダが、31分にもPKで追加点。このシーンでは久保もPK獲得に関与して追加点に貢献した。チームとしてはわずか2本のシュートに終わったものの、UEFAヨーロッパリーグのリーグフェーズ第5節から中2日で行われた試合で結果を残し、公式戦では2連勝と調子を上げてきている。 (ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)
ABEMA TIMES編集部