大阪市・松井市長が定例会見10月15日(全文3)特別区になるハードルは高い
構想実現の可能性をどう見る
朝日放送テレビ:今のお話を総括すると、なかなか実現は難しいのかなというような感じもするんですが、仮に4つの特別区できました。そのあと次の周辺区が組み込まれるグレーター大阪という構想が実現する可能性としては、どのぐらいの程度考えていらっしゃるんでしょうか。 松井:いや、それは各自治体の首長や議会の本気度が試されるだけじゃないですか。だって今、この大阪都構想も僕らが言いだしたころ、僕は2009年の9月議会でも当時の橋下知事に言ってたけど、可能性0%やったん違う? 言ったころ。議会で言ったころ。そのとき議会を見てた方なら分かると思うけどね。またあの松井があんなこと言ってるけど、あのとき議長は笑ってたからね。もう亡くなった、畠さんだったけど。もう議長は、夢みたいなこと言うなみたいな雰囲気やったからね。 あの当時に、本当に法律もないわけだから。二度、住民投票にかけれるなんて思ってた人は、言ってる僕も、これは言ってるけど、こんなの本当、可能性は極めて低いなと思ってたしね。だからあのときには、ほぼこういう形でチャレンジできているということの想像はだれもつかなかったんじゃないですか。
特別区になる意思のある人を擁立するのか
朝日放送テレビ:すみません、ABCの木原です。今の点で追加で、そうすると「グレーター大阪」の件ですが、特別区設置が可決、賛成多数になった場合、今後、維新が府内の首長選に候補者を立てる場合には、特別区になるという意思のある人を公約として擁立していくということになるんでしょうか。 松井:これは、「グレーター大阪」というのは大阪維新の会の制度改革、統治機構改革のスタートのときに掲げた政策でもあるんだから、そういう形でそういう意識のある方々をやっぱり選んでいきたいとは思いますね。ただ、堺の場合は今1期目で、公約として1期目は議論しないというのは永藤さん、はっきり言ってたんだから。これは別ですよ。 朝日放送テレビ:そこを伺いたいですが、1期目は議論しないということで公約を守られると思いますが、そうすると2023年、もう一度出られる、堺市長に候補者を立てる場合は、特別区になるということを公約する候補者を立てるということですか。永藤さんかどうかは別として。 松井:23年、まだ特別区できてないんでね。やっぱり堺としては特別区の状況を見極めたいとか、市民の声があるじゃないですか。でも、全否定の人は認めませんよ、そりゃ。統治機構改革に後ろ向きの人をわれわれが支援するというのは、もうありません。ただ、何度も言うけども、なりたいからなれるもんじゃないんでね、特別区というのは。非常に特別区になるハードルは高いですよ。 朝日放送テレビ:分かりました。【**** 01:04:30】さん。