りんご病が流行中… 初期症状・大人への感染リスクを医師が解説 「妊婦の感染に注意」学会が警鐘
今回のニュースの受け止め・りんご病の対策
編集部: 今回のニュースについての受け止めやりんご病の対策について教えてください。 五藤先生: 今回の⽇本産婦⼈科感染症学会の発表は、妊婦をはじめとする感染リスクが高い人々に注意を促す重要な警鐘であると考えます。りんご病は4~5年周期で流行することが知られていますが、2024年から2025年にかけての流行には特に注意が必要です。 妊婦が感染すると胎児に重篤な影響を与える可能性があるため、日常生活の中での感染対策が不可欠です。例えば、家族の中に風邪症状のある人がいる場合、手洗い・うがいの徹底、換気の徹底、外出時のマスク着用を習慣化することが望ましいでしょう。妊婦が抗体を保有しているかを確認するための抗体検査も有効な手段です。 りんご病の感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診し、必要に応じて超音波検査などの精密検査を受けることが推奨されます。
編集部まとめ
りんご病の感染は、本人だけでなく家族や胎児に影響を与える可能性があるため、流行地域では特に注意が必要です。適切な感染対策を講じることで、感染リスクを大幅に減らすことができます。 [この記事は、メディカルドック医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師
五藤 良将 先生(医師) 防衛医科大学校医学部卒業。その後、自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどに勤務。現在は「竹内内科小児科医院」の院長。日本抗加齢医学会専門医、日本内科学会認定医。