【動画解説】北陸は少しの雨でも災害に厳重警戒 九州~東北も22日は広く大気不安定
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北陸は雨が弱まっても、石川県を中心にこれまでの記録的な大雨で土砂災害や洪水の危険度が高い状態が続いています。また、前線が南下するため、九州から東北の広い範囲で大気の状態が不安定となっていて、今夜にかけて太平洋側を中心に非常に激しい雨の降る所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、氾濫に厳重な警戒が必要です。
石川県に発表されていた大雨の特別警報は、きょう(日)の午前10時過ぎに警報に切り替わりましたが、石川県の輪島市では、2日間で500ミリ近い雨が降るなど、平年の9月の雨量の2倍を上回る記録的な大雨となっている所があります。
この大雨で、土砂災害などの危険度が高い状態が続いています。雨が弱まっても、山や崖の斜面、川からは離れた安全な場所でお過ごしください。
また、台風から変わった低気圧からのびる前線が、今夜にかけて南下していくため、九州から東北の広い範囲で断続的に雨となって、太平洋側を中心に非常に激しい雨の降る所があるでしょう。九州南部にはあす(月)の朝にかけても活発な雨雲がかかりそうです。また、北陸もあす(月)の午前中は再び雨の降る所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、急な川の増水などに警戒が必要です。落雷や突風にもご注意ください。
あす(月)は、九州南部や、東北の太平洋側で雨の残る所がありますが、全国的には天気が回復に向かい、日中は晴れる所が多いでしょう。北陸や北日本はこの時季らしい気温で、関東から西では30℃くらいまで上がる所もカラッとした暑さになりそうです。 ただ、火曜日になると西日本の太平洋側から雨雲が広がってきて、水曜日は西日本を中心に雨脚が強まり、北陸も木曜日ごろにかけて再び雨の降る可能性があります。
前線の北側にある秋の空気が流れ込んでくるため、火曜日ごろは、朝晩を中心に西日本や東日本でも20℃くらいと、涼しい風が吹きそうです。北海道では朝は冷え込み、再び10℃を下回る所があるでしょう。ただ、西日本や東日本では週の後半にかけて気温が高めで、日中は30℃以上の所が多くなりそうです。 (気象予報士・及川藍)