石川県の大雨特別警報は警報に切り替え 雨弱まっても土砂災害や河川氾濫など厳重警戒続けて
きょう22日(日・祝)午前10時10分、石川県に発表されていた大雨特別警報は全て大雨警報に切り替わった。石川県における大雨のピークは越えたと見られ、北陸では午後には雨の弱まる所が多い見込みだが、雨が弱まったあとも土砂災害や河川の増水・氾濫などに厳重な警戒が必要だ。
大雨ピーク過ぎても新たな災害に厳重警戒
きょう22日(日・祝)午前10時10分、石川県能登北部に発表されていた大雨特別警報は全て大雨警報に切り替わった。石川県における大雨のピークは越えたと見られるものの、新潟県などでは昼前にかけて雨足が強まる見通し。午後になると、北陸の雨は弱まる所が多い見込み。
ただ、雨が弱まっても油断は禁物だ。石川県輪島市輪島では午前8時10分までの24時間降水量が412.0ミリを観測し、1976年からの観測史上1位の値を更新するなど、これまで経験したことのない記録的な大雨となっている。そのため土の中の水分が非常に多く、土砂災害の危険度がかなり高くなっているため、雨が弱まったりやんだあとも厳重な警戒が必要。また、川の増水や氾濫、低い土地の浸水などにも引き続き厳重な警戒が必要だ。
土砂災害には前触れがある
なお、土砂災害には前兆現象があるとされている。普段とは異なる崖や斜面から水が湧き出していたり、木々が傾いている、腐った土の臭いがするなどは土砂災害の前触れとなるため、少しでもいつもと違うと感じたら安全な場所へ避難したい。外へ出ることが困難な場合は、建物の上の階へ避難するなどの最善の行動を取る必要がある。