今シーズン初の冬の便り 北海道利尻山で初冠雪 平年より11日・昨年より25日も早い
3連休中日となるきょう22日(日・祝)昼前、稚内地方気象台は利尻山の「初冠雪」を観測したと発表した。平年より11日早く、昨年よりは25日も早い観測で、初冠雪が観測されたのは今シーズン初めてとなる。
稚内上空には10月中旬並み寒気流入
稚内地方気象台によると、20日(金)からけさにかけて北海道北部には強い寒気が流れ込み、利尻山山頂付近では雪が降ったとみられるということだ。きのう21日(土)午前9時の稚内上空1500メートル付近の気温は約0℃で、10月中旬並の寒気が流入したという。 なお、けさの最低気温は稚内市沼川で-0.4℃、上川郡下川町では-0.2℃など、それぞれ今シーズン初めて氷点下の冷え込みとなった。
北海道は昼間20℃届かず肌寒い
きょう22日(日・祝)昼間の北海道は、北部では秋晴れとなり稚内の最高気温は15℃と10月中旬並みの予想。なお、そのほか道内は雲に覆われやすく、札幌ではにわか雨の可能性がある。札幌の最高気温は18℃と10月上旬並みで、日差しが少なく肌寒く感じられそうだ。
初冠雪とは
なお、「初冠雪」とは、山頂付近が雪、または白色に見える固形降水でおおわれている状態を、その年の夏以降初めて気象台から望観できた時をいう。