【3連休は都市部でも雪か】車の横転にぬかるみからの脱出・・・ 車のトラブル相次ぐ年末年始が一番の繁忙期 JAFに密着
自宅のある愛知県に帰る途中、積もった雪でカーブになっていることに気づかず、道を踏み外して横転してしまったと話します。天気が回復し、愛知から再び家族と現場に戻りJAFに依頼しました。
田上さんは、先に到着していた隊員と作業に取りかかります。レッカー車についているワイヤーを引っかけ、引っ張り起こします。車体へのダメージを最小限にするため、繊細な操作が求められます。 依頼者の男性と家族が見守る中、作業すること1時間。ようやく車の救出に成功しました。 (依頼者)「よかったです。解決したのでほっとしました」 車の状態を確認し、自走は難しいと判断。レッカー車がぎりぎり通れるほどの細い山道を、ロープで牽引して降りることになりました。
基地に戻ってほっと一息。ようやく昼休憩です。年末年始のお休みについて聞いてみると・・・。 (田上主任)「休みは1日だけありますね。盆、正月、ゴールデンウィークはぼくら、休んでいる時じゃないので。1年を通して一番の繁忙期なので、この時期がやっぱり忙しいですね」 JAFによると2024年末から2025年始の依頼数は1万2710件。前の年と比べて、13%増えたといいます。
田上主任の次の現場は滋賀県長浜市。ハイエースを整地したばかりの場所に駐車したところ、タイヤがはまり、抜け出せなくなってしまったといいます。 (田上主任)「ワイヤーで引っ張り上げてくるような形を取ります」
タイヤは半分ほど泥に埋まってしまっていました。田上さんは、車体の下の泥を出し、ワイヤーを使って救出を試みます。 (田上主任)「ハンドルまっすぐでいいです、でも今度うしろが落ちるから左いっぱい切りましょうか」 依頼者に指示を出し、作業を進めることおよそ20分。ぬかるみからの救出に成功しました。
(田上主任)「JAFに要請する時、お客様は困ったとか焦っているとか、マイナスな心境だと思うので、そこで我々が何かお手伝いをして、お客様に笑顔でありがとうとおっしゃっていただいて、目的地に向かうことができた時っていうのはやはりこの仕事をやっていてよかったと感じますね」 困ったときにこの上なく頼れる存在。きょうもどこかで誰かのSOSをキャッチしています。
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