「もういい加減にして!」片づけをしない夫にイライラ…「何もしない夫」を変える3つのポイントとは
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 「家がきれいにならない」と悩むママたちと話をしていると、「夫が協力してくれない」ということをよく耳にします。家は自分だけのものではなく、家族のもの。ママだけが一生懸命がんばってきれいにしようとしても、限界がありますよね。自分の物や共有の物を片づけてほしいと思うことは当然だと思います。 【漫画で読む】「私、あなたのお母さんじゃないんだけど?」家事も子育てもしない夫。原因は男女の結婚観の違いだった!? でも、パパは本当に片づけに協力してくれていないのでしょうか? パパの立場になって考えてみましょう。 平日は忙しく働き、週末にのんびりとテレビを見ながらくつろいでいる。そこに急に妻が「片づけて」と言ってきた。リビングを見渡し、「それほど散らかってはいないけどなぁ」と思いながらも、床に置かれている物を適当に棚に押し込む。またくつろいでいると、妻が「片づけてって言ったじゃない!」と怒ってくる。しかたなく子どものおもちゃを整理してからテレビを見始めると、妻の機嫌がどんどん悪くなり、口もきいてくれなくなってしまった。片づけろというからやったのに、なぜ……? 多くのパパは、このように思っています。 パパは協力していないのではなく、「片づけて」と言われても「どうすればいいのかわからない」のです。わからないから手を出さないし、わからないままやってしまうからできていないと責められてしまう。これでは自分から片づけようという気持ちにはならないですよね。
片づけやすい仕組みを作ろう
片づけとは、「出した物を元の場所に戻す」というシンプルな行為です。それができれば、物が出しっぱなしになって散らかることはありません。でも、パパができていないということは、元の場所が「わからない」か「戻しにくい」のどちらかが考えられます。「めんどくさい」という理由もあるかもしれませんが、「めんどくさい」と思う原因を突き詰めると、だいたいはこの2つに絞られます。 例えば、パパが懐中電灯を使いたいとします。でも場所がわかりません。「懐中電灯はどこ?」とパパがママに聞きます。ママは懐中電灯を出して、「はい」と手渡します。パパは懐中電灯を使い終わると、戻す場所がわからないのでとりあえずリビングのテーブルの上に置いておきます。見つけたママが片づけます。これをくり返すので、パパはいつまで経っても懐中電灯の場所がわからないのです。 ママだけが物の場所を把握するのではなく、パパにも共有しましょう。パッと見てわかるように、ラベリングをするのもいいですね。戻す場所を探すというハードルがないので、物を使い終わったときにスッと戻すことができます。 また、パパがよく使う物は取り出しやすく、戻しやすい場所にしまってあげましょう。例えば背の高いパパにとって、かがまなくてはいけないような低い場所にある物は扱いにくいです。使うときには必要なので出しますが、苦手な作業が挟まると面倒に感じて片づけなくなってしまう、ということもよくあります。