【小倉記念】レースとコースの傾向を分析 浮上したのは鳴尾記念組ディープモンスター
そこまで波乱のステージではないが
今週から関西圏は中京が開幕し、夏競馬も後半の3場開催を迎える。暑すぎる夏はまだまだこれから。思考回路を鈍らせず、しっかり集中し馬券検討にあたらないと、収穫の秋を前に夏枯れなんてことになってしまう。気をつけよう。 【レパードステークス2024 推奨馬】世代トップクラスの実力、騎手は過去10年で複勝率71.4%! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 今年は中京記念が小倉芝1800mなら、小倉記念は中京芝2000mで争われる。サマー2000シリーズに組み込まれる違和感はないが、平坦基調の右回り小倉と坂適性が求められる左回り中京では求められる適性が異なる。レース傾向にとらわれず中京適性を持つ馬に注意を払いたい。データは2014年以降の古馬3勝クラス以上、計53レースを使い、コース傾向をつかみつつ好走候補を探していく。 1番人気【16-10-6-21】勝率30.2%、複勝率60.4%は確率としてはまずまず。競馬では1番人気勝率30%は目安になる数字だ。2番人気【9-6-10-28】勝率17.0%、複勝率47.2%と順当な印象。1、2番人気で半数近い25勝をあげており、堅い印象のステージだ。 ただ、8番人気【6-2-3-40】勝率11.8%、複勝率21.6%など伏兵にツボがあるのも事実で油断はできない。8番人気6勝のうち、2勝は前走下級1着、残る4勝は同級8着以下だった。昇級の勢いか巻き返しか、そこを狙うのもいい。また前走が同じ中京芝2000mだと【1-1-1-5】勝率12.5%、複勝率37.5%、京都芝2200mは【2-0-0-1】。8番人気に限ったニッチなデータだが、今年の小倉記念だけではなく中京芝2000mの3勝クラス以上で該当馬を見かけたら使ってみたい。小倉記念前日の関ケ原Sがちょうど該当している。 3歳はデータ対象期間が6~12月までの半年間と短いながら、【3-3-1-16】勝率13.0%、複勝率30.4%。やはり斤量差と若さで勝負になる。ラジオNIKKEI賞2着シリウスコルトは急坂の中山芝2000m【1-0-1-2】。開幕週向きの先行力がある。古馬は素直に年齢順でいい。4歳【22-21-16-136】勝率7.3%、複勝率30.3%、5歳【18-17-22-190】勝率7.3%、複勝率23.1%が主力を形成する。