高星明誠(No.3 Niterra MOTUL Z)「僕たちにとって上出来な週末になった」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
── タイトル争いが絡むなかで迎えるもてぎ戦の目標は?
高星:今、トップ(No.36 au TOM’S GR Supra)と7点差ですが、それが10点差とかになるとちょっとね(状況的に厳しくなる)。(ランキング上位の)36号車、37号車(Deloitte TOM’S GR Supra)、100号車がレース中に作業ミスやドライビングミスでノーポイントになるっていう可能性は考えづらい。つまり、“他力本願”は通用しないので、自力でポイントを重ねてチャンピオンを獲るという意味でも、もてぎでは彼らより前でチェッカーを受けなきゃいけない。これがマストですね。そんななか、僕たちは燃料(流量)リストリクター(径の調整)が入らないクルマとして最上位にいます。確か、(獲得ポイント)が50点から(燃料流量リストリクターが)入るのかな? 僕らは46点なので、燃料リストリクターが入らない。これはすごく大きなことなんじゃないかなと思います。もてぎは“ストップ&ゴー”(のレイアウト)なので、その違いは少なからず出ると思います。今回、意図せずこのポイントになりましたが、(燃料流量)リストリクターが入らない状態でオートポリスを終われたのは運が良かったのかもしれません。 そのもらえたチャンスを活かして、もてぎではトップ3のみんなより前でゴールしたいと思います。
── そのもてぎですが、Zとの相性はどうなんですか?
高星:過去2戦(22、23年)走るなか、速さを見せているので悪くないと思います。ただ、今年は(ライバル勢の)クルマが変わっていますよね!? ホンダはシビックになったし、トヨタはスープラがほぼ新しくなった感じみたいだし。そのなかで僕たちにパフォーマンスがあるのかどうかは、正直走ってみないとわかりません。それに、今年に関してはスープラが6戦中4勝して速さを見せているなかで、もてぎだけ遅いというのは考えづらいですよね。なので、僕たちももてぎとの相性がいいからと言って安心できないとは思います。