高星明誠(No.3 Niterra MOTUL Z)「僕たちにとって上出来な週末になった」 | SUPER GT 2024 第7戦 オートポリス【SUPER GTあの瞬間】
「あのとき、何があったの?」__ レースウィークの出来事、ドライバーに話してもらいたいと思いませんか? タフなレースを終えたドライバーに改めて話を聞く「SUPER GT あの瞬間」。2024年シーズンもレースの舞台裏に着目し、ドライバーの気持ちをコラムでお伝えします! 高星明誠選手「僕たちにとって上出来な週末になった」
土曜日に実施予定だったセッションが悪天候によって延期され、日曜日にはワンデーレースとして朝から予選、そして午後に決勝を行なった第7戦オートポリス。短期決戦を強いられたドライバー、チームスタッフは疲労困憊だったに違いない。そのなかで自分たちのアドバンテージを最大限活かし、かつレース中の流れを上手く引き寄せたチームがある。それが、No. 3 Niterra MOTUL Zだ。予選5位から3位フィニッシュしたその“背景”を、高星明誠選手に語ってもらった。
── オートポリスを3位表彰台で終え、シリーズランキングも5位から4位へ浮上。まず、予選で5番手を獲得しました。
高星明誠(以下、高星):3位表彰台以上を狙わなければ実質チャンピオン争いから脱落してしまうと思っていたので、レースウィークが始まる前から、ここが正念場だと思い戦いに臨みました。一方、僕たちは2段階分の燃料リストリクター(燃料流量リストリクター径の調整)が入っているので、すごく厳しい状況で高い目標を掲げているということも分かっていました。とは言え、結果を出したかったので、『何がなんでも表彰台を獲らなきゃいけない』と、強い気持ちでチームと一緒にレースに取り組みました。その甲斐あって、落ち着いてチームとも連携が取ることができ、予選は荒れたコンディションでしたが5番手という順位を獲れたので良かったです。『よくできたな』というのが、予選後の気持ちでした。
── 今回、予選と決勝を1日で行なうワンデーレースになりました。レースに向けていろんなものを組み立てていくなか、何が難しかったですか?