「3年早く出て欲しかった」新発売の食洗機、注目を集めるワケ 特長は収納力と使いやすさ「理想の食洗機」の声も
日々の家事で手間がかかるのがキッチンの洗い物です。家族で楽しく食事をした後、シンクを見るとそこには大量の皿や茶わんが……。そこで頼りになるのが食洗機です。日本の家庭における普及率は約30%と言われ、今後ますます市場の拡大が見込まれています。そんな中、ネット上で注目を集めているのがパナソニックが発売する新製品。いったい、どんな機能があるのでしょうか。 【写真】話題のパナソニックの食洗機だが、プルオープンタイプとの比較ではキッチンにスペースが必要なことが分かる実際の写真 ◇ ◇ ◇
ネット歓喜「わああああ、これいいですね!!!」
今、話題になっているのは、パナソニックが来年2月に発売する幅45センチのフロントオープンタイプの新型食洗機「NP-45EF1W」です。発表されると、ネット上では、「パナからフロントオープン食洗機45cm登場マジか(ガタッ!!」「わああああ、これいいですね!!!」「3段カゴ!最上段ノズル!カゴ高さ調節!」「理想の食洗機現る」「ようやく日本のメーカーが正しいビルトイン食洗機を売り出すのか...」「3年早く出て欲しかった」など歓迎の声が相次ぎました。 一戸建てや分譲マンションのシステムキッチン用の食洗機はビルトインプルオープンタイプとフロントオープンタイプに分かれます。プルオープンタイプは引き出し式の扉を開け、食器を上から下に収納します。一方、フロントオープンタイプは前開きで、カゴを引き出して食器を入れます。食器の大きさによってカゴが分かれているため、大容量かつ食器を収納しやすいメリットがあります。 パナソニックは昨年、幅60センチのフロントオープンタイプの食洗機を発売。累計販売は計画比4倍超の人気を集めました。一方で、「キッチンスペースの観点から幅60センチのものはちょっと大きい」と、より小さいタイプの登場を求める声があったことから、今回幅45センチの食洗機の発売に至りました。日本の食洗機の主流は幅45センチで、パナソニックの2023年度におけるビルトイン食洗機の出荷台数比率では、幅45センチの食洗機が96.7%(幅60センチは3.3%)を占めています。 今回注目を集めた幅45センチの食洗機。 具体的にどんな機能があるのでしょうか。 パナソニックの担当者は「選ばれる理由は2つ。大容量とデザインです」と話します。 「NP-45EF1W」の容量は、深型プルオープンタイプ「NP-45KD9AP」の約60リットルに比べ、約122リットルと2倍以上を確保。「2食分以上の食器をまとめて洗浄する容量を確保しています」と話します。 「朝使った食器、お昼使った食器をセットしておいて、夕食後調理道具とともにまとめて洗うのが想定している一例」 家族の人数やライフスタイルにもよりますが、まとめ洗いができるのは大きなメリットです。 また、カゴは3段で、上段にはしやスプーンを入れるカトラリートレイ、中段に茶わんやお椀を入れる上カゴ、下段に大きなお皿やフライパン、まな板などを入れる下カゴがあり、ごちゃつくことなく簡単に収納することができます。日本で使われる食器はどのような種類が多いのかを徹底的に調査した上で、カゴの配置にも工夫をこらしていると説明しました。フロントオープンタイプが主流の海外メーカー製との差別化を実現しています。