「3年早く出て欲しかった」新発売の食洗機、注目を集めるワケ 特長は収納力と使いやすさ「理想の食洗機」の声も
プルオープンにメリットも「かがまずに操作ができる」
食洗機は食器をセットする前に予洗いが必要と思っている人も多いかもしれません。 しかし、この食洗機は高い水温で油や汚れを落とすため、焦げ付きなどがんこな汚れの付着を除き、予洗いは不要です。また手洗いに比べ、使用する水量は約7分の1に抑えられるとのこと。環境にも家計にも優しいですね。面倒な残さいフィルターの手入れも週1回程度でOKと便利です。 一方で、弱点もあります。幅45センチとはいえ、フロントオープンタイプは前開きのため、プルオープンタイプに比べてキッチンにスペースが必要です。さらに、重い鍋やフライパンなどは一番下のカゴに入れる必要があるため、プルオープンのほうが使いやすいという声もあります。「かがまずに操作ができるという意味ではご高齢の方に喜ばれます」。購入する際は、それぞれの特性を見極めて選びたいですね。 欧米に比べると、日本における食洗機はまだ身近になっているとは言えない状況です。賃貸マンションやアパートでは導入しづらいほか、食洗機対応でない食器の区別が必要だったり、高齢世代では「食器は手洗いするもの」という慣習も残っています。パナソニックでは、30年に普及率50%を目標に掲げています。 今回ネット上で反響を呼んだことについては、「期待いただいているのはうれしいこと。日本メーカーならではの和食や日本独自の食文化に合った使いやすさも含めて評価していただけたらありがたい」と受け止めました。 「NP-45EF1W」はまずは同社製のシステムキッチンとの組み合わせで、食洗機単体での発売はしない予定です。将来的にリフォーム等でも購入できるかどうかについては、「45センチになることによってそういったお声があることは認識しています。市場の皆様のお声を聞きながら検討させていただきたい」と担当者は話しています。
Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム