〈退職金3,000万円〉〈最高月収100万円〉〈貯蓄5,000万円〉60歳の元エリートサラリーマン、余裕の老後のはずが「まさかの夜逃げ」。自宅ドアの向こうに広がっていた衝撃光景
長寿化が進むなか、定年後も働くというのがトレンド。しかし本音は「会社のしがらみから解放されたい」という人が多いようです。それでも働き続けるのは、単純にお金の問題。つまり定年、さらには定年前に仕事を辞められるのは、ひと握りのエリートだけということ。しかし早々に会社を辞めたからといって、必ずしもバラ色のセカンドライフが待っているかといえば、そうでもないようです。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
会社員の4割弱は「定年前に会社を辞めたい」と希望
サラリーマンであれば、定年まで働くのは当たり前。昨今は、定年以降も働き続けるのが一般的です。ただ実際は、働きたくて働いているわけではないようです。 Job総研が全国の20~50代男女に対して行った『2024年 定年に関する意識調査』によると、「定年で辞めたい」は26.9%、「定年以降も働きたい」は34.5%。そして「定年前に辞めたい」は38.6%となりました。実に現役世代の4割弱は、定年前に辞めることを夢見ています。 しかし現実問題、定年で辞めることはもちろんのこと、定年前に辞めることには大きなハードルがあります。それはやはりお金の問題。定年が60歳だとして、年金の受給は原則65歳。無収入の状態が5年間生じることがあります。このとき、スゴイ勢いで貯蓄が減っていきます。夫婦2人暮らしで月20万円の支出があったとしたら、1年で240万円、年金受給が始まる65歳までに1,200万円。その間、貯金残高からどんどんお金が減っていくのをただ眺めるしかなく、ある程度預貯金があっても、そんな光景に耐えることができるか……それであれば、年金受給が始まるまでは働いておこうと考える人が多くて当然かもしれません。 そんななか、大手IT企業で働く鈴木健太さん(仮名・38歳)の憧れだというのが高橋浩一さん(仮名・60歳)。鈴木さんの上司にあたる人でしたが、5年前に会社を退職。退職理由として聞いているのが、「もうお金は十分あるから」「早めにセカンドライフをスタートしようかと思って」というもの。 ここからは噂話ですが、高橋さんが定年を待たずに手にした退職金は3,000万円。現役時代、社のエースとして活躍していた高橋さんの最高月収は100万円はくだらないといい、さらにここからは噂の噂ですが、貯蓄は5,000万円を超えるとか。 ――確かに、私も高橋さんの立場であれば早々に会社を辞めて、早めにセカンドライフをスタートさせるかも
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